【振込手数料無料の口座を開設できる銀行例】わずかな額でも寄付を多く!_img0
 

マネーコラムニストの西山です。
先日、ある会社に寄付をしました。私がその分野に詳しいわけではないため具体的に書くのは控えますが、大きな被害にあわれた会社です。何か少しでも自分できることはないかと考えていたときに、寄付先の銀行口座番号が公表されたので、すぐに振り込みをしました。

 

たくさんの方が、寄付をしていました。
その際、振込手数料を支払っている方も、たくさんいることに気づきました。

もし、振込手数料がかからない(0円)銀行から振り込めば、もっと多くの寄付ができると感じました。自分にとって出ていく金額は同じです。持っている銀行口座が違えば、より多くのお金を相手の会社に届けることができる。

自分に何か少しでもできるもう一つのこととして、今回は、振込み手数料がかからない銀行についてお伝えしたいと思います。


手数料216円も含めたらさらに大きな寄付ができる


SNSを見ていて気付いたことが、多くの方が寄付金を振り込む際に振込手数料を払っていたことです。

例えば、5000円+216円や、1万円+216円といった形です。

メガバンクや地方銀行から、違う銀行へ振り込む際に、多くの場合は手数料がかかります。

でも、手数料が(ある一定回数まで)かからない銀行口座を持っていれば、振込手数料分も寄付することができます(自分にとって出ていくお金は同じ額です)。

同じ5216円なら、振込み手数料が引かれて5000円になるのではなく、5216円をそのまま送ることができるのです。たった200円程度と感じるかもしれませんが、積もり積もれば、さらに大きなお金になるはずです。

もし1万人の人が寄付をしていて、振込手数分の200円をプラスできれば、さらに200万円になるのですから。

他の銀行への振込手数料が無料になる銀行


ご参考までに、本人名義でない他の銀行口座への振込手数料が、一定回数無料になる代表的な銀行は、こちらです。

●ソニー銀行・・・月ごとの利用状況によってステージが決まり、月1回、2回、3回、4回、5回、6回、10回、11回までのいずれかが無料(それ以降は1回につき216円)

●住信SBIネット銀行・・・月ごとの利用状況によってランクが決まり、月1回、3回、7回、15回までのいずれかが無料(それ以降は1回につき154円)

●新生銀行・・・月ごとの利用状況によってステージが決まり、月1回、5回、10回までのいずれかが無料(それ以降はステージによって、1回につき103円、206円、308円のいずれか)

●大和ネクスト銀行・・・月3回まで無料(それ以降は1回につき216円)

私は仕事柄4つとも口座を持っていますが、今回はソニー銀行から振り込みました。

新しく口座を開設するには、2週間程度かかるので、今すぐに寄付したい場合には意味のある情報ではありません。でも、こんな方法もあるということを、もしよかったら知っておいていただけたらと思います。
 


お金は、遠くの人や地域を助けることもできる


よく、お金は「汚いもの」としてよく言われることもあります。お金について話すのは、ちょっとはしたないと思うこともあるでしょう。

ですが、遠く離れた人や地域の力になりたいと思ったときに、言葉(メッセージ)はもちろんですが、お金が役立つこともたくさんあるはずです。お金がいくらあってもできないこともありますが、できることもいくつかはある。

また、お金の寄付以外の方法で、遠く離れた人や地域の力になることもできます。間接的なものもありますが、ポイントによる寄付(Tポイントや楽天ポイントなどで、寄付がよく行われます)や、その地域へのふるさと納税、献血などが考えられます。

さまざまな方法を知っていれば、行動に移したいと思ったときに、一歩踏み出すことができます。もし上記気になるものがありましたら、チェックしてみていただけたらと思います。

文/西山美紀
構成/片岡千晶(編集部)

 

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