先日、会社の先輩(私にとっての最初の編集長)から「気に入って買ったんだけど、自分にはちょっと丈が短くて……よかったら着てみて」と真っ赤なワンピースをゆずり受けました。まだタグがついたままの新品の状態で、先に別の編集の先輩へゆずられたのですが、その人もちょっと似合わなかったということで、“又貸し”ならぬ“又おさがり”。着こなせるかどうか「一度家で着てみて写真を送ります」と持って帰りました。
見れば見るほど「うわぁ〜なんて美しいお洋服」と惚れ惚れしてしまいました。作り手のお洋服愛が溢れ出すようです。
着こなせる自信はないけれど、これは欲しい。なんとか着こなしてゆずり受けたい、という気持ちがムクムクと。
「スカート丈と広がるライン、リボンなどの少女性がムリだった」と先輩たち。身長が10㎝以上高い二人の先輩に比べて、
「バタやんなら膝丈にならずにすむじゃない」
「昔のフランス映画みたいな感じで着たらいい」
「ほら、あのゴダールの娼婦が出てくるやつなんだっけ? アンナ・カリーナみたいな。あんな感じで着てちょうだいよ」
と、なんだかさらにハードルが上がるアドバイスをいただいて。
ゴダールの映画をまずはピンタレストで検索。
ゴダールの『女と男のいる舗道』ってばモノクロなのね!
色合わせってば……!
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とりあえず着てみました。38サイズだと私にはスカート丈は長くて良いけれど、身ごろが大きすぎました。1枚で着ると胸元がガバガバすぎて上からおっぱいが丸見えになってしまう! 娼婦ってそういうことじゃないですよね……(汗)。さらに「ゴダール アンナカリーナ」で検索しまくった末に、60年代風ドレスコートとして着ればいいんだと思いつきました。
映画『女と男のいる舗道』もせっかくだからと観てみました。このときのアンナ・カリーナが着ている服、全て可愛い!!
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好みすぎる!!
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ずっとタバコ吸ってますが。カーディガンとネックレスの感じがとてもいい。
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アンナ・カリーナを検索すると赤い服を着た写真がたくさん出てきます。
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ゴダールが着せたがったのかもしれませんね。
棚ぼた的にいただいてしまった一着。たまにはこんなレディなシルエットとカラーも気持ちが高揚していいですね。大切に着たいと思います。
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