ブロッコリー&スプラウトの常食で「肝臓デトックス」

 

どんな野菜にもホルモンを調整してくれる物質は含まれます。でも、アブラナ科の野菜(ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワー、コラードの葉、ケール、かぶ、大根、青梗菜など)には、スーパーパワーの「インドール-3-カルビノール」が含まれています。肝臓で余分なエストロゲンを無毒化し、危険な代謝物に変換されるのを防ぎ、下半身を細くしていくための必須条件である、エストロゲン:プロゲステロンの比率をキチンと整えてくれるのです!

さらにブロッコリーには、スルフォラファンも含まれ、エストロゲンに対する作用のほか、解毒酵素の働きを飛躍的に高めることで発がんのリスクを軽減してくれますし、抗酸化酵素の働きを高めて、活性酸素を除去するなど、40歳ごろから気になりはじめるさまざまな美容・健康上の悩みの解消に役立ってくれます。

ブロッコリーには、農薬が落ちないようにワックスが使われていることが多いので、まず、これを落とすように洗いましょう。水をはじかないようになればOKです。フライパンに大さじ3程度の水と塩1つまみを入れ、煮立ってから、小房に分けたブロッコリーを加え、ふたをして、しばらく蒸してから食べます。

ブロッコリースプラウトは成熟したブロッコリーに比べ、約10倍のスルフォラファンが含まれます。日ごろから、殺虫剤、排気ガス、ペンキ臭、タバコの煙に接触する人、飲酒習慣のある人にとって、とくにありがたい解毒効果を発揮します。
最近では、スーパーなどでも手に入りますが、自分でも簡単に育てて収獲できます。キッチンベジタブルとして自分の手で育てたものを、毎日食卓にのせるようにできると、いいですね。
全体的なホルモンバランスに影響するエストロゲンの適切なレベル維持のためにも、ブロッコリースプラウト、そのほかアブラナ科の野菜は、毎日たっぷり食べましょう。

Natasha Starffin(ナターシャ・スタルヒン)

1951年、東京都に生まれる。ホリスティック栄養学修士。日本航空キャビンアテンダント、外資系企業の秘書、外語学院学院長などを経て、1979年、エステティックサロン開設とともに、健康業界に参入。ホリスティック栄養学修士号を取得し、現在では美脚クリエーター、ウエルネス・カウンセラーとして、執筆、講演活動など多方面で活躍している。著書には『下半身がみるみるスッキリ!』(PHP研究所)、『食べて、動いて「美脚になる50の習慣」』『みるみる下半身から細くなる「美脚食」の習慣』(以上、講談社)など多数。
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『40歳からのホルモンリセット』

著者 ナターシャ・スタルヒン 講談社 定価1200円(税抜)

年齢によってホルモンは変化し、痩せづらくなります。逆を言えば、ホルモンを制すれば、40歳以降でも痩せられる体作りができるのです。本書では「なぜ、痩せられなくなったんだろう?」という疑問を解き明かし、基本をしっかりおさえてから実践的な技術(食事、ストレス対策、エクササイズ)を伝授します。カロリーよりも「何を体に入れるのか」が重要になってくる年齢。食事や運動で効率よく美脚を目指しましょう!

『脚もお腹もお尻もスッキリ! 40歳からのホルモンリセット』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
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構成/生活文化チーム

出典元:https://kurashinohon.jp/1085.html


・第2回「【40代やせ】ほっそり脚&くびれに!「深層リンパ」ストレッチ」は8月21日公開予定です。
・第3回「【40代やせ】基礎代謝を上げ、座っててもやせるカラダを作る方法」は8月25日公開予定です。

 
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