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劇場版の見どころを徹底解説!©2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会


人によって大きく違う、このドラマの楽しみ方


いよいよ8月23日がやってくる。1年365日のなかの、たった1日。たぶん多くの人にとっては何でもない、ごく普通に訪れ、ごく普通に過ぎ去っていく1日なんだと思う。けれど、この8月23日が来るのを、まるで初デートの日のように胸を弾ませ待っていた人たちが、いる。8月23日は、映画『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』の公開日。ずっと願い続けていた再会の日までついにあと1日を残すのみとなった。

昨年、一大ブームを巻き起こした『おっさんずラブ』。このドラマの不思議なところは、これだけ多くの人を夢中にさせながらも、その楽しみ方は人によって大きく違うところだ。

 


楽しみ方は大きく分けて2パターン


大別すると、楽しみ方は2パターン。ひとつは、田中圭演じる主人公・春田創一と、吉田鋼太郎演じる部長・黒澤武蔵によるドタバタコメディとしての楽しみ方だ。名優・吉田鋼太郎がその渋い顔で「はるたん」と呼び、お手製弁当をつくったり、胸にハートマークをつくったり。長文LINEを送っては返事が来ないことにヤキモキする部長の姿に多くの人が腹を抱えた。

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まるで乙女!?名優・吉田鋼太郎演じる部長が最高にキュート。©2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会

だが、『おっさんずラブ』の魅力はそれだけではない。全話平均視聴率約4%の深夜ドラマがたびたびSNSでバズを起こし、映画化にまで至ったのは、このドラマに隠されたもうひとつの魅力にハマった視聴者が続出したから。それが、春田と、林遣都演じる牧凌太による少女漫画のような初々しいラブストーリーとしての楽しみ方だ。