スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

 
【大草直子】真夏のワンピースを、羽織り物とパンプスで秋仕様に_img1
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9月になってしまいました。嘘でしょう、という感じ。あと3か月で今年は終わり?
嘘でしょう(もう1度)。早いですね。

ファッションの世界で働いて、早25年が経ちましたが。9月には秋のニュアンスを、3月には春の空気感を適度にトッピングすることにしています。ただし、30代半ばから、一切の無理はしないように(笑)。というわけで、今日も、真夏も大活躍したルメールのワンピースを(かなり前のシーズンのもの)、ヴェルメイユ パー イエナのカーディガンと、バレンシアガのパンプスで秋仕様に。このカーディガン、先日肌寒い日に、ショップに駆け込んで買ったものですが、色違いで買おうかな、と思うくらい優秀。ウール100%のリブカーディガンで、少し甘く編んであるから、ボディラインをはっきり見せすぎることなく、女性らしさを作ってくれます。

色も、スモーキーなカーキ。黒にもネイビーにも合うし、もちろんプリントにだって♡ そして見て見て、このボタン。同色の貝ボタン。カーディガンって、フロントに並ぶボタンが命。これが安っぽいと、全体が安っぽく。というわけで、これは合格。カーディガン本体の色によって、ボタンの色も変わるみたい……。

そしてそのカーディガン、ストールのようにさりげなく肩掛けに。その時の収まりも良い。きっと、中リブの素材のなせるワザかも。ラフに肩に引っ掛けたら、サイドにずらしたら完成。きれいに掛けるより、横や後ろ姿が華やかになります。今はやりの? たすき掛けは、ニットが伸びてしまうから、やりません(笑)。

そうして、ビーサンとかをコーディネートしていた足元を、バレンシアガの超とんがりパンプスに!

昼間は暑い日もまだある9月頭、こんなふうにして秋の雰囲気を徐々にまとっていきます!
 

大草 直子

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フラットな天竺編みよりも、リブ素材のほうが、やはり肩掛けしてもサマになる♡
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少し丈が長いのも、使いやすい。1枚でも着られるVの開きもパーフェクト!
 
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写真に撮ると赤っぽく見えますが、実は玉虫色。悪目立ちしなくて好き。

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