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「ぺたんこ靴でもスタイルアップして見える服は?」大草直子&川上さやかがアンサー!

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先日紹介した「昼は仕事でプレゼン、夜はデートの服は?」というお題の対決に続いて、今回は第2弾! 大草直子コンセプトディレクターとスタイリスト川上さやかさんに「ぺたんこ靴でもスタイルアップして見える服」のコーディネートの組み立て方を教えてもらいます!


書籍の刊行を記念して、川上さやかさんがスペシャル参戦!

 

人気ブランドPLST(プラステ)新宿店で行われた今回のコーデの鉄人。前回に続いて、スペシャルゲストとしてスタイリスト川上さやかさんをお迎えしました。川上さんはちょうど10月9日に初の著書『おしゃれになりたかったら、トレンドは買わない。』を発売されたばかり。大草ディレクターに発売よりひと足先に見せたところ、「とってもおもしろくてわかりやすかった! これは絶対売れるよ!」とのお墨付きに、大草ファンの川上さんは大きく感動。“対決”といいながらも、そんなハッピーな雰囲気で進んでいきました。


「ぺたんこ靴でもスタイルアップして見える」コーディネートとは?


スタイリスト大草直子のアンサー
ぺたんこ靴に合わせるなら、ミディ丈のスカート一択!

ワンピース¥19000、スカート¥9990、スニーカー¥9500/プラステ

①まずはミディ丈のスカートをセレクト
「ヒールに頼らず、ぺたんこ靴でスタイルよく見せるなら、私の中ではミディ丈のスカート一択です。今季気になっている色、グリーンのプリーツスカートをセレクトしました」

②長め丈のワンピースを重ね、旬のロング&ロングのコーディネートに
「ミディ丈のスカートを鮮度よく着こなすために、上から重ねる長め丈のワンピースをチョイス。ワンピースは程よくざっくり感のあるミドルゲージで、タートルネックほどは首元に高さがないボトルネックです」

③ボリュームのあるスニーカーで足元に白を効かせる

靴/上と同じ

「スカートは落ち感のあるエレガントなプリーツですが、ワンピースはミドルゲージ&ラグランスリーブでカジュアル感があります。ワンピースのカジュアル感を拾って、足元はスニーカーにしました。ボリュームのあるスニーカーを白にした理由は、いちばん下に白をもってくることで、レフ板効果を発揮してくれ、全身が軽やかに見えるんです

「上の写真には入れていませんが、もしアクセサリーをつけるなら、耳元に大ぶりのイヤリングをするのがおすすめです。靴がアクセントになっているので、イヤリング以外のアクセサリーはつけないのが好バランスです。この上にはおるコートは、スカートと同じくらい長いものか、スカートよりも少し短いくらいのものがいいですね。ときどき『スカートの丈がコートより長くなってもいいんですか?』と聞かれますが、コートの下からスカートが出ている方が今っぽく見えるんですよ」


スタイリスト川上さやかのアンサー
足元はすっきり見せ効果の高いポインテッドトウが鉄板

ニット¥6990、カーディガン¥9990 、パンツ¥13000、¥7990/プラステ


①小柄をバランスよく見せるポインテッドトウの靴を最初に選択

靴/上と同じ

「身長が154cmの私にとって、ぺたんこ靴でもスタイルよく見せることは、毎日意識している課題です。なので、まずどんなぺたんこ靴を選ぶかが重要。ぺたんこ靴でも、つま先に丸みがあるものよりは、つま先がとんがっているタイプの方が全身をすっきり見せてくれます。加えて、今季はアニマル柄が人気なので、パイソン柄で今っぽいエッセンスを取り入れました」

②目線を上げられるニットONニット
「ポインテッドトウのぺたんこ靴で足元にキレを加えたら、次は小柄のバランスをアップするために、目線を上にもっていく方法を考えました。今季流行っているニットONニットのアプローチを取り入れ、ニットにカーディガンを肩かけ。肩にかけたカーディガンのおかげで、重心が上がります。ちなみに、カーディガンは結び目を右か左にずらしてかけるとこなれて見えて素敵です。カーディガンのフロントボタンは留めた状態で肩にかけています」

③ハイウエストパンツで腰位置を高く
「トップスだけでなく、ボトムでも目線を上げて、とことんバランスアップを狙います。ハイウエストなだけでなく、ウエストにポイントがあるパンツは、まさに理想的なアイテム。はくだけで腰位置が高く見えるので、小柄な人には特にオススメの一本です

「ぺたんこ靴でもスタイルよく見せたければ、①先っぽとんがり靴、②カーディガンを肩にかける、③ウエスト位置が高めのボトムを選ぶ。この3つのポイントを守れば、簡単に攻略できます!」
 


番外編Q&A 
Q.おすすめのコートを教えてください


川上さんの答え
ショート丈のアウターが気になっています!

ブルゾン¥17000/プラステ

「ロング丈のアウターも去年に引き続き人気で着ると思いますが、今季は新たにショート丈のアウターが気になっているところです。こんなブルゾンを、あえて大きめサイズを選び、いつもの服装の上からバサッとはおるだけで、今っぽく見えると思います。このブルゾンは、フードの内側や裏地にボアがついていて抜群に温かいですし、背面にボックスプリーツが入っていて、後ろ姿がすっきり見えるところも優秀です」
 

Q.レギンスの今年らしいはき方を教えてください


大草さんの答え
エレガントなワンピースに合わせて印象変化を狙って

ワンピース¥15000 、レギンス¥6990/プラステ

「私自身、スポーツをしていて脚が筋肉質なこともあり、膝下の露出が苦手。そんなときはレギンスに頼り、肉感をカバーしています。ニットワンピースやエレガントなワンピースも、一枚で着るときとは違う印象に仕上がるからおすすめです。ワンピースのスリットが大きく開いていて、脚が出すぎてしまうときも、レギンスがあると安心です。今季なら、レザー素材のレギンスもいいですよ


初のスタイリスト対決となった「コーデの鉄人」企画、いかがでしたか? 同じお題でも、考え方やアプローチがまったく異なっていたり、でも気になる色やアイテムは似ていたり…。みなさんの新たなおしゃれの発見につながっていたらうれしいです!

撮影/杉山和行
取材・文/高橋香奈子
この記事は2019年10月20日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。

 

<問い合わせ先>
プラステ tel. 03-6865-0500
 

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