連載でもお馴染み、スタイリストの風間ゆみえさん。「クローゼットの中はまるでカラーパレットのようにさまざまな色に溢れています」と話すゆみえさんご自身の着こなしは、シックでいてどこか華やかな色使いが印象的です。そんなゆみえさんの秋のクローゼットから、大人が取り入れやすい「秋色」の着こなし術をお伺いしました。
クローゼットに並ぶ色は私のマインドセラピー的なものでもあり、毎日「何を着ようかな〜」と選ぶ服は、その日の気分を写す鏡のようなものでもあります。同時に、一年を通して季節の色を纏うこともお洒落を楽しくさせます。色で季節感を楽しむことが大好きで、秋の始めには、モスグリーンやボルドーといったやや重ための色を楽しむことが多いなか、今シーズンは美味しそうな実りの秋のイエローからスタートしました。
冬になってくると逆に薄いグレーやレモンイエローなど明るい抜けた色味を取り入れます。色は着こなす人自身の気分や熱量を表す”心のはかり”。季節感を取りいれて遊んだり、気持ちを元気にする色の着こなしは楽しんで取り入れていきたいですね。
実りの秋を連想させるマスタードイエローは
シックな華やかさ満点
トップス¥20000/KiiRA Shikica(ティナナ) パンツ¥13000/マリン フランセーズ代官山店 ブーツ・風間さん私物/ドリスヴァンノッテン
ゆみえさん流色合わせのコツ
①マスタードイエローは柔らかな色味とも相性抜群!
カーキ、グレー、デニムとの合わせもオススメ
「同じく季節の秋を連想させる、カーキやグレーなど優しい色味と相性が良いと思います。意外と黒はメリハリがつきすぎてしまって難易度の高い着こなしに。デニムの素材感、色味とも合いますよ」
②まったり感=垢抜けなく見える原因
光沢感など素材に遊びのあるものを混ぜる
「洋服が重たくなってくる時期のポイントは、”まったり見えない”こと。こっくりした色味や重い素材同士が重なりがちですが、そんな時は1点、光沢感や抜け感などテクスチャーに遊びのあるものを合わせるのがおすすめ。今回のコーディネートでいえば、エコファーのトップスやベロアのショートブーツで光沢感をプラスしています。アクセサリーも大ぶりなものをつけると華やかになり、メリハリがつきます」
アクセサリーも大ぶりなものでメリハリを
ゆみえさんが秋購入したイエローはこちらも!
こなれて見える大人のイエローあわせ
デニムに合わせても素敵な、イエローのブルゾンは風間さんが愛用するブランド、ROSE ANNAのもの。イエローのブルゾン¥59000(参考価格)/ディプトリクス ボーダートップス¥8900/マリン フランセーズ代官山店
秋らしい色味が美しいブラウス
風間さんは、こちらのマスタードイエローのブラウスと同色のパンツも購入したそう。ブラウス¥14800/マリン フランセーズ代官山店
スタイリスト風間ゆみえさんによる「色」を効かせた秋の着こなし、いかがでしたでしょうか。季節を色で取り入れるコーディネートもまた、お洒落の楽しみのひとつですね。次回の秋色レッスンもお楽しみに!
【お問い合わせ先】
ティナナ tel. 046-845-6134
ディプトリクス tel. 03-5464-8736
マリン フランセーズ代官山店 tel. 03-5728-1826
ヘア&メイクアップ/早坂香須子(W)
構成/朏亜希子
第2回(10月11日公開):万能・アイスカラー
第3回(10月12日公開):小物で色を足す
第4回(10月15日公開):大人のボルドー
第5回(10月16日公開):着るビタミン、オレンジ
第6回(10月17日公開):冬カーキの愉しみ
第7回(10月18日公開):大人のブルーグラデ
Comment