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ワンパターン化「ブラウンアイシャドウ」の更新方法【40代のベーシックメイク】

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歳を重ねて、今までのメイクがしっくりこなくなってきた、メイクをしても顔色が冴えない、トレンドの取り入れるのが気恥ずかしい……といったお悩みを持っている方も多いのではないでしょうか? それは顔だちや肌質の変化のせい。昔覚えたままのメイクを今こそ更新するタイミングなのです。とはいえ、どんなブランドがいいの?どんな色や質感がいいの?とメイク迷子に陥りがち。

ミモレのブロガー、40代の山根亜希子さん奥村真理子さんも新しいメイクに挑戦できず、ワンパターンになりがちと言います。
そこで40代からのベーシックメイクを更新するためのコツを美容エディターの大塚真里さんにレクチャーしてもらいました。

今回はブラウンのアイシャドウ。誰もが持っている定番のアイシャドウこそ、年齢によって似合う色や質感は変わってきます。たるみやくぼみなどで目もとがぼやけてきた今こそ、アイテム自体を見直すときなのです。

同年代のメイク悩みを的確にアドバイスしてくれる美容エディターの大塚真里さん(右)。ミモレブロガーの山根さん(中)と奥村さん(左)も新しい発見の連続です。
 


アイシャドウの選び方は色より質感重視で


若いころから、アイシャドウはブラウンばかりをつけてきたという山根さんと奥村さん。
「定番カラーとして便利なブラウンのアイシャドウも、アイテムによってそれぞれ発色や質感が微妙に違います。
40代におすすめしたいのは、質感にこだわって選ぶこと。肌に溶け込むようなしっとりした質感で、透け感があるものがおすすめです。
なぜなら、40代のまぶたって20代とは違い、ハリがなくなってきてくぼみやたるみが目立つように。そこにラメ感の強いものや粉が白浮きするものをつけると、メイクが浮いて全体的に厚塗りの印象になってしまうんです。
しっとりとして透け感のあるアイシャドウは、大人のまぶたに寄り添いつつ、ツヤとハリ感を与え、まなざしをみずみずしく見せてくれます。
また、大人は色を主張させるように塗るよりも、立体感と華やかさをプラスするつもりでつけてみてください。
パレットアイシャドウを使う場合は、ツヤとマット、両方の質感が入ったパレットがおすすめ。質感の強弱で陰影を際立たせやすいです」(大塚さん)

「アイシャドウを試すときはなるべく手の丸みのある部分に塗ってみて発色や透け感、塗りやすさをチェック。色よりも質感を重視して」(大塚さん)

「もう一つ注意したいのが、新しいメイクアイテムを買うときには、大人向けのブランドを選ぶのがベスト。同じような色みであっても、20代向けのカジュアルなブランドは、質感が元気で若くハリのある肌に似合うと感じます。たとえプチプラコスメでも、大人向けのブランドは肌に優しく寄り添ってくれます」(大塚さん)


目もとの悩みを解決するアイシャドウの入れ方

「年齢を重ねると、顔ってハリがなくなってどんどん外へと横広がりになっていくんですよね。アイシャドウは、顔の中心をぎゅっと寄せて、若々しさを印象づけてくれる最強アイテム。
目頭の上のくぼみにダークな色を入れて、中心に寄せるように立体感を出すのがポイントです。立体感が出るようなメイク方法に慣れていない人もいるとは思いますが、アイシャドウをやみくもにぼかすのではなく、顔の彫りを意識すると美人度がアップします」(大塚さん)


 HowTo 

 Before 
年齢を重ねごとにくすみやくぼみが目立つ目もとに。
 After 
ブラウンアイシャドウが肌になじみ、自然な陰影で若々しい印象に。色をのせるというより顔のメリハリを意識して質感をオン。


使うアイシャドウはこれ

「ベージュリップ好きのナチュラルメイク派なら、こんなパレットで目元に少し色をきかせてバランスをとって」(大塚さん)5色の異なる色と光感が年齢を重ねた目もとも凛と華やかに。カネボウ セレクションカラーズアイシャドウ 07 ¥5500/カネボウインターナショナルDiv.
1.まぶた全体に透け感のあるベースを
パレットの中のもっとも明るさのあるホワイト(a)を指に取り、手の甲でパウダーをならしてからまぶたに広げます。かまぼこ型に広くまぶた全体にふわっとのせて。
2.眉から目頭に斜めに陰影をつける
暗めの色(b)を眉頭の下側にあるまぶたのくぼみから目尻に向かってなじませます。間延びした顔のパーツを中心に寄せるようなイメージで、目頭にマットな質感の暗めの色をのせると、グッと彫りが深い印象に。
  • 3.パール感をさらに重ねる 陰影をつけた目もとに、さらにパレット左下の、パール感のある明るい色(c)を重ねます。2でしっかりのせた暗めの色も、明るいツヤを重ねることで違和感なく溶け込みます。
  • 4.濃いブラウンで目ヂカラを まぶたの陰影ができたら、一番暗い色(d)を上まつげのキワに細くライン状に入れていきます。目元がたるんでぼんやりとしてきた人に、目ヂカラがアップするアイラインは必須。
  • 5.涙袋には繊細なパール感をのせる 最後に、下まぶたにパール感のある明るい色(c)を塗ります。下まぶたに白浮きする色はNG。涙袋は色でなくパール感だけを残すと、明るく元気な印象に変わります。

 

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