【アイブロウ】眉は”気配”
眉は「時代を映す鏡」といわれるように、今の気分をダイレクトに反映するパーツです。できれば半年に1回、最低でも1年に1回は微調整が必要と考えて。
眉の形はもちろん大切ですが、その前に、簡単に変えられるのに見落としやすいのが「アイブロウアイテムの色」なんです。季節ごとに発売される新色のチェックは欠かさないで。理想形は、描いていることを感じさせないくらいに自然な眉。それにはリキッドタイプのアイブロウペンシルは必須です。
眉は形に気をとられやすいけど、アイテムのチョイスで解決できることが結構あるんです。
① パウダーを忍ばせて色と形を微調整
オレンジのアイブロウパウダー(下記a)で、眉毛1本1本を色づけながら自眉を生かしてフォルムを整えます。眉頭は触りすぎず、位置や濃さを加減して、少しずつ描き足して。
POINT 左右の形が違う場合は
どちらかの好きな形に揃える方法もありますが、メイクの一般的なセオリーでいえば、低い方の眉に合わせます。目と眉の距離が離れるほど間のびして、目力が弱まる可能性が大。
② リキッドで描いて1本1本を“植毛”
大人の眉は意外とまばら。足りない部分は、リキッド(b)で1本1本を描き足しながらバランスを整えます。眉頭は2mm空け、眉の中央、眉尻まで毛流れを見ながら丁寧に。
POINT 下のラインは塗りつぶさない!
眉は、一直線に隙間なく並んで生えているわけではありません。だから、リキッドで描き足すときも、隙間を空けながらあえて抜け感を出します。
③ 毛並み感は眉マスカラでツヤっと立体的に
根元を起こして、外国人のような毛流れを強調。透明パール眉マスカラ(下記c)を使うことでツヤをプラスします。
使用アイテム:
a インディケイト アイブロウ パウダー
b インディケイト アイブロウ リキッド
c インディケイト アイブロウ マスカラ
菊地 美香子
女性誌、カタログ、広告などを中心に活躍するヘア&メイクアップアーティスト。時代の一歩先をとらえるセンスと、年齢を問わず個性を最大限に生かしながらナチュラルな美へと昇華させるテクニックが支持され、女優、モデルからの指名も多数。
2017年より、ナチュラル&オーガニックのビューティブランド「Celvoke(セルヴォーク)」のクリエイティブアドバイザーに就任。奥行きやニュアンスを表現した、絶妙な色と質感の数々は「いきなりお洒落な顔になれる」と大反響。
『大人の絶妙ニュアンスメイク ナチュラルなのに劇的にお洒落になれるテクニック』
菊地美香子 著 1500円(税別) 三笠書房
年齢を否定しない。メイクであれこれ隠さない。「菊地美香子メイク」の特徴は、ありのままを受け入れて、ナチュラルな美へと昇華させていくことです。
キーになるのは、常識にとらわれないシンプルなメイクにこそ香る、ニュアンス。
そんな女優・モデルまでもが絶賛する「絶妙ニュアンスメイク」のテクニックを、誰もが簡単に実践できるようにまとめた一冊。
Model/Rena Takeshita
Stylist/Kei Shirahata(LOVABLE)
Illustrator/Qoonana
構成・文/宮島麻衣
この記事は2020年11月16日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。
前回記事「作り込みすぎはNG! 菊地美香子さんが教える永遠定番のナチュラルベースメイク」はこちら>>
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