こまめに情報を交換し合い、ときに一緒に旅行に行くほど仲良しな、美容インフルエンサーの4人組「G４」。SNSを通じて連絡を取るようになり、大阪でのG20サミット期間中に初集合。「冗談で『私たちはG4皮膚サミットだね！』とグループネー厶を付けたところ、フォロワーさんが覚えてくれて、いつの間にかG4が浸透したんです」（モンローさん）。
自らの肌でとことん試し、名品を知り尽くしたG4の間では、「教えてくれたアレ、すっごくよかった！」と、愛用品が重複することもしばしば。白熱した2019年のベストコスメ座談会から、4人が愛用している５アイテムを紹介します。

左から：“攻めのケア”が大好物のAKOさん（@ako.cosme）、韓国など海外コスメマニアのモンローさん（@mcosmem）、自身も敏感肌で改善に夢中なエリーさん（@_z_eric_o_）、ミモレブロガーとしても大人気の奥村真理子さん（@skinholictokyo）の４人。皆さんの年齢は30〜40代、そして合計フォロワー数は約9万2000人！彼女たちが紹介したアイテムは在庫切れになることもあるそう。

得意分野が違うからこそ、響き合う４人

それぞれのインスタはもちろん、４人のコスメおたくな会話にもファンが多いG４の皆さん。この日は2019年のベストコスメを振り返るために集結。まずはそれぞれの美容のテーマや関心事を教えてもらったところ、見事に住み分けができていることが判明したのです。

「私はアパレルが本業で、ビューティはあくまでも趣味のひとつ。スキンケア、それに美容医療が得意分野です」と語るミモレブロガーでもある奥村さん。それに対し、仕事でコスメのバイイングも手がけているエリーさんは「敏感肌やアレルギーがある肌でも使えるものを探すのが私の役目」ときっぱり。また、かつて調香師の勉強をしたこともあるほど香り好きなモンローさんは「韓国コスメ大好き！ スキンケアを中心にレポートしています」。

そんな３人に対して、もともとは手抜きスキンケアだったけれど、３年前にシミ、そばかす、乾燥が一度に起きる“肌の大恐慌”が発生してからコスメにハマったのがAKOさん。「AKOちゃんは看護師さんだから、成分にめちゃめちゃ詳しいのよね。コスメの話をしていても、AKOちゃんの言っていることの半分くらいは理解できない」（奥村さん）というほど。それぞれ得意分野があり、インスタやLINEで日頃からこまめに情報交換をしているそう。

「自由に美容を楽しもう」がG4の合言葉

仲良しだけれど、ビューティの志向に共通点はないという４人。「共通項を強いていえば“皮膚が好き”ということ」とAKOさんは笑いますが、１つ大切にしていることがあるといいます。
「私たち、自由に楽しもうという姿勢は似ているよね。“こういう顔の人はこうしよう”とか、“トレンドはこう”とか、世の中に流布している情報には決めつけが多いけれど、私たちはそういうのをまったく気にしない」（エリーさん）。
モンローさんも「よくフォロワーさんに“こうしなくちゃいけないの？”って質問を受けるんだけど……、ルールなんてないのに」と賛同します。
４人いたら４人違う、それぞれの個性とキレイを大切にし、尊重し合っているのです。

「私も買っちゃった！」みんなのリピ買いとは

とはいえ面白かったのが、各自が持参した「今年のベストコスメ」にかぶっているものがちらほら見受けられるところ。いわば「G4お墨付き」でもあるコスメをランキング形式でご紹介します。

５位　Ｅasydew exのマスク

まず登場したのは、人気の韓国ドクターズコスメのEasydew ex。
「製薬会社が作っていて、韓国の美容皮膚科で扱われているブランド。EGF（ヒト成長因子）が入っているから、ダメージを受けたとき、ピーリング後などにぴったりなんです。美容皮膚科でレーザー施術後などにも使われるみたい」（モンローさん）。

４位　エニシーの炭酸パック

炭酸美容は４人のなかでも注目ワードですが、奥村さんは「ほかのジェルのように削ぎ落とさなくてもぺろんと取れるところがお気に入り」。エリーさんもリフトアップ目的でよく使うほか、AKOさんは「炭酸は“派閥”があるのよね。私はくすみを取るならメディプロ、毛穴にはセレンディ、保湿と透明感アップならエニシーと使い分けてる」というからさすが！