ぽっちゃり体型のファッションエディターと、身長167cmゆえがっちり体型に見られがちなスタイリストのふたりが、Lサイズでもおしゃれを楽しむテクニックを紹介する企画。今回は自分の体型の気になる部分をカバーできる着こなしバランスについて掘り下げます。

Lサイズのニット選びはこちら>>

Lサイズをすっきり見せるには、自分の体のデメリットを隠すことが大事

下半身太りならXライン、上半身太りならIラインが正解【Lサイズ】_img0
 

左[高橋分]ジャケット/ザラ カーディガン/スローン パンツ/ユニクロ 時計/ショーメ ピアス/ティファニー イヤーカフ/ビフォアザブーム リング/ヴィンテージショプで購入(すべて私物)
右[門馬分]コート¥68000/カーサフライン 表参道本店   ニット¥12000/アウターサンセット   スカート/アストラット ピアス/インポート(私物)

高橋:同じLサイズと言っても、門馬さんと私では体型が違いますし、門馬さんはフェミニン系、私はハンサム系と好みのテイストも違いますが、それでもそもそも選ぶアイテムの基準が違うように感じますよね。

 

門馬:いえいえ、私は背が高くてがっちり見えるだけじゃなくて、実際に腰まわりやヒップ、太ももなどの下半身太りがとても気になっているんです。でも逆に上半身は下半身ほど気になっていません。洋梨体型っていうんですかね。だから、気になる下半身はカバーしつつ、肉づきが少ない上半身を強調させるバランスを意識しています。

高橋:なるほど! 門馬さんと私が選ぶアイテムの基準の違いは、これだったんですね。私は全身ぽっちゃりが気になってはいますが(笑)、どちらかといえば、下半身よりも上半身が気になっています。洋梨体型と同じように表現するならりんご体型! タイトスカートなどで膝下を出すのは抵抗がありませんが、上半身、中でも二の腕は絶対に露出したくない。そして、上半身にデコラティブなデザインがある服を着ると、余計に体が大きく見えるてしまうんです。上半身にボリュームがあるから、下半身にボリュームの出るフレアスカートをはいても、さらに太って見えてしまいます。今人気の骨格診断でいうと、私は典型的なストレートタイプなんです。

門馬:自分の隠したいところ、出してもそんなに気にならないところを把握することって大事ですよね。そして、自分の隠したいところをうまくカバーできるシルエットを意識してコーディネートすると、うまくいくと思います。

下半身が気になる人は「Xライン」シルエットが正解!

下半身太りならXライン、上半身太りならIラインが正解【Lサイズ】_img1
ニット/ユニクロ スカート/アストラット ピアス、バッグ、靴/インポート(すべて本人私物)

門馬:下半身が気になる私の定番スタイルは、フレアスカートで下半身をカバーするコーディネート。そんなに気にならない上半身はコンパクトなニットにして、スカートとメリハリをつけすっきり見せます。ウエスト部分を交点とするXラインが私の中での正解シルエットだと思っています。

 

高橋:上半身が気になる私はXラインが苦手だから、体型の特徴を理解するって大事ですね。
 

 
  • 1
  • 2