プロが選ぶ京都みやげの新定番スイーツ３選

● 【コンフィズリー エスパス キンゾー】

 

 

 

コンフィズリーとは、砂糖菓子のこと。しゃりしゃりとはかなく口に溶ける琥珀糖の中には、季節の花やフルーツ、スパイスなどを閉じ込めた、世にも美しいお菓子の宝石。この砂糖菓子を作っているのは、京都の洋菓子界のレジェンドとして、プロから一般のスイーツ好きにまで、広くリスペクトされ、愛されている西村金蔵さんの新店です。65歳を機に、惜しまれながら「オ・グルニエ・ ドール」を2018年に閉店。その場所は息子さんに託し、金蔵さんは、2019年6月、料理教室のあった場所に、土曜、日曜だけの、コンフィズリーとグラッスリー(氷菓子)の店を開きました。お店に入ると、穏やかな笑顔で、金蔵さんと奥様が迎えてくださり、作り立ての季節のソルベがいただけます。コンフィズリーはお土産としての購入も可能。なんとも心和む、素敵な空間なのです。
　購入できるのは土日のみといいう、希少価値のるコンフィズリーですから、お土産にするにも鼻たかだかです。パートドクルスティアン６個入りと９個入りの2種。写真でご紹介しているのは、左からラムレーズン、松の実、フランボワーズ、イタリア産の蒸し栗、ネーブルオレンジと生姜とココア、ゆず、アーモンド、黒豆。一つ一つ、美しい姿を愛で、繊細な味や香りの違いを楽しみながら味わえば、夢見心地。中身は季節によって変わりますから、何が入っているかは、そのときのお楽しみ。
息子さんのお店は「ナンポルトクア」。こちらはよりモダンでスタイリッシュなケーキを供しているそう。こちらも注目です。

京都府京都市中京区 堺町錦小路上菊屋519−2
tel:075-257-2480