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美智子さま、清子さまから伝わる秋篠宮家のプリンセス教育のスタート

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すこやかな眞子さまと佳子さまをプレゼント

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1996年8月2日、軽井沢を散策される眞子さま、佳子さま。写真/JMPA

1991年10月、紀子さまは宮内庁病院で女のお子さまをご出産されました。身長50センチメートル、体重3238グラム。女児の出産の平均を一回り上回るすこやかな赤ちゃんでした。美智子さまにとっては初孫、眞子さまのご誕生です。
 
担当医の坂元医師も、「100点満点のお産」と太鼓判を押したほどの安産でした。秋篠宮さまと紀子さまは、初孫を陛下(上皇陛下)と美智子さまにプレゼントされたのです。秋篠宮さまは、待ち受けていた記者たちへ、
「私に似てかわいい」
とおっしゃいました。

 

秋篠宮邸には、10畳ほどの広さの洋間が育児室として増設されました。秋篠宮さまと紀子さまのベッドルームには、美智子さまから受け継いだ籐と鉄でできたベビーベッドが置かれました。秋篠宮さまがお生まれになったときにも、陛下(上皇陛下)と美智子さまは、間にベビーベッドを入れて川の字になってお休みになられたといいます。

皇室に入られて1年半、紀子さまは公務のお仕事の大変さがわかるようになってきていました。それほど長く産休を取るわけにはいかないのです。
育児室には看護師が一人ついてお世話を手伝います。当分は紀子さまが母乳で育てますが、公務に戻ってからは、少なくとも二人の看護師が24時間体制で眞子さまの子育てを手伝ったのです。

大学院生妃殿下で、かつ若くして母となられた紀子さま。環境の変化にも耐えられ、天皇家の人となった紀子さまの若さと聡明さには脱帽でした。それは紀子さまのオールウェイズ・スマイルとご両親からの適度なしつけがあってこそではないでしょうか。

それから間もなく、ふたたびご懐妊の発表がありました。
「男の子でも女の子でもいい。生まれてくるのを楽しみにしています」
と秋篠宮さま。

そうして眞子さまのご誕生から3年あまりのちに、佳子さまがお生まれになったのです。皇室と国民は、いっそう明るいムードに包まれました。
 


キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。

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