私事で恐縮ですが、長女の中学受験が終わりました。
一番行きたかった学校に、受験3日目にしてようやく受かるという非常にドラマティックな結末(泣)! ずっと緊張していたせいか、今も、体中が痛いです(笑)。
良い結果が出なかった日は、体が凍りつき、「こういうときこそ親として真価が問われる…」と思い、とにかく笑顔で励まし続けました。
「縁があるところに受かるんだから大丈夫」
「完璧な答案用紙を作る必要はない。やれることは全部やってきたんだから、自分の精一杯を表現できればいいんだよ」
とにかく、何度抱きしめて何度手を握ったか分からない3日間。午前と午後で別の学校を受けたので、娘が試験を受けている間は、祈るような気持ちでひたすら待ち(最後はNETFLIXを観てましたが…笑)、お昼ご飯を食べている間も、午前中の試験で不安があったところを復習したりしていました。大げさではなく、こんなに娘と二人だけで時間を過ごしたのは初めてかもしれません。
結果は、私が勧める「きっと受かるだろう」と思われた程よい偏差値の進学校A校ではなく、塾の先生に「お嬢さんの偏差値では難しいのでは」と言われていたけど、娘が一番気に入っていたB校に合格。
娘は飛び上がるほど喜んで、全国クラスのダンス部があるB校で、全国制覇を目指すという新しい目標に心を躍らせています。4歳から習っていたバレエは受験のためにやめていましたが、「踊りたい」という気持ちがまだそんなにあったとは…正直言って知りませんでした。
そういえば、昨年の秋くらいに私が勧めるA校には「取り立てて入りたい部活がない」と娘が何度か言っていたなと気づいたりして。でも私自身が中学校では「帰宅部派」だったので、そのたびに「部活のことは受かったら考えればいいんじゃない?」というようなことを言って娘の気持ちをスルーしてしまっていました(汗)。
中学受験の学校選びにおいて、部活はそんなに重要なことだと思っていなかったんですね。でも娘にとっては英検の合格率や多彩な留学プログラムや有名大学への進学などは、どうでもよくて、とにかく6年間、部活をはじめ学校生活を楽しめることを重視していたんです。
娘も、A校の説明会に通ううちに、制服がかわいいとか自転車で通えていい、などという理由で、自分が密かに抱いていた学校選びへのもやもやした思いを次第にしまい込んでいたのだと思います。ですが、入試2日目に娘と私とでじっくり話し合って、最終的にはダンス部がある学校であることを優先。B校に挑戦し、A校はもう受けないことにしました。B校に落ちても、すでに受かっていたこれまたダンス部が強いC校に進学しようと。C校もまた偏差値は低いけど、伸び伸びした校風や全国クラスで活躍するダンス部があることなど、本人が気に入っていた学校でした。
お互いに「なんで今まで気づかなかったんだろうね」と、非常に気持ちがクリアに。娘が6年間を過ごすのですから、娘の気持ちを尊重したいと心から思えました。
インドア派の私に対して、休み時間はずっとバスケしていたいくらいアクティブな娘。
いつも学校とは一線を画してきた(笑)私に対して、学校大好き!な娘。
私が私のままでいていいのと同じように、
娘もまた娘のままでいていいよね。
そんな当たり前のことに気づいた濃厚な3日間でした。今、娘の、娘らしさを取り戻した笑顔に、心底ほっとしています。
私事のためここに書くか悩みましたが、あまりにも学びが多く、お子様の進路や母子関係に悩むどなたかの役に立てば幸いです。
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