スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

2月の寒い日――あ、節分だったな(遠い目)――に撮影した、「今、ヴァンテーヌがあったら」企画、今日公開です。あの時のメッセージを、そのまま、というのはもちろん無理だし。おしゃれは「生もの」で、進化し変化していくべきなので、なぞることはしていないのですが、SNSで情報が瞬時に受け取れる今だからこそ、今一度、コーディネートや「装うこと」の前に立ち止まっても良いんじゃないかな、と私たちも考えてみる企画です。

 

私にとっても、たくさんの新鮮な気づきがありました。現在、雑誌やオンラインでのスタイリングは、常に「私が着られるか」「着たいか」という一人称で組むことがほとんど。リアルな感覚を大切にし、そして、自分の言葉で語るときの説得力をもたせるためです。

今回のヴァンテーヌの企画でのスタイリングは、「自分が」というよりは、もっと客観的に、俯瞰で見たときのおしゃれや、服と小物の組み合わせを考えました。なので、そのままそっくり取り入れる――というよりは、ご自分と1つのコーディネートの間に少し距離を置いて頂けたら、と思います。ここは参考にしよう、この使い方をアレンジしよう、と、まさにヴァンテーヌが提案していた「考えるおしゃれ」を実践してもらえたらうれしいです♡

大草 直子

ヴァンテーヌのときもよく撮影したなあ、の、オーバカナル
今回のモデルは、美亜ちゃん。グラツィアで毎月会っていた大好きなモデルさん♡

前回記事「「子供との時間も」だけれど、「親との時間」も!です【スタイリスト大草直子】」はこちら>>