プロが語る睡眠の質を高める寝具の選び方
アスリートは寝ただけで「違い」がわかる!?
睡眠を大事にする人から愛される理由
「エアウィーヴは世界中の方々に愛用されていますが、突出しているのは、多くのアスリートから支持されていること。先ほど『パフォーマンスに差が出る』と言いましたが、おもしろいデータがあるんです。実際にテニスの錦織圭選手を始め、多くのトップアスリートを育成してきた【IMGスポーツアカデミー】の生徒に協力いただき、エアウィーヴの寝具で寝てもらった時とそうでない時の翌日の運動パフォーマンスについて比較してみたところ、測定した全ての種目で一般的なマットレスより、エアウィーヴを使用した時の方が数値に改善の傾向がみられたのです。
ベストなコンディションで戦いに挑むため、ちょっとした体の変化も見逃さないアスリートたちは、体を休めること・整えることの重要性を理解しています。中には一晩寝ただけで、翌日の体の反応が違ったと答える方もいらっしゃいました。
これはアスリートに限ったことではなく、最近は『眠ることも仕事のうち』と鉄道やバス、飛行機の運転手さんの仮眠室にエアウィーヴを導入している企業が増えています。従業員の働き方改革の一環として企業への講演も時々おこなうのですが、睡眠に意識を向け、睡眠環境を整えることが良い眠りへの近道となり、『質の良い睡眠をとることもパフォーマンスの高い仕事へと繋がる』ということが目に見える形で広がっているのは嬉しいですね」(長谷川さん)。
エアウィーヴの誕生のきっかけは?
社長自らの悩みがヒントになった
「エアウィーヴの販売をスタートしたのは2007年からになります。エアウィーヴの構造を簡単に話すと、釣り糸のようなものが三次元状に絡まり、エア(空気)に含ませながら立体的に形成したものになります。実はエアウィーヴの前身は釣り糸の製造機メーカー。釣り糸が寝具とどのように繋がったの? とお思いですよね。これは社長である高岡本州の実体験から生まれたモノなのです。
昔、高岡が乗ったタクシーが事故に遭遇し、首を殴打してムチ打ちになってしまいました。それから体のバランスが崩れ、眠れなくなってしまったというのです。寝られないというのがこんなに辛く、体に良くないことを実感した高岡は、偶然、工場の隅に落ちていた釣り糸のクズを手にした時に『このクッション性はベッドに使えるのでは』と思い立ったというのです。
ベッド選びのポイントは、適度に押し返す反発力と寝返りのしやすさです。何度も試行錯誤を重ねたのち、エアウィーヴの開発に成功したのです。
エアファイバーの三次元スプリング構造はあらゆる方向から体をしっかり支え、押し返す反発力が特長。頭、肩、腰にかかる負担を軽減するため、エアファイバーの密度を変えて圧力を均一にすることも可能。
そうして完成したエアウィーヴを高岡の知り合い200人に使ってみてもらったところ、『目覚めがよかった』『長時間寝ても腰が痛くならなかった』など、本人の予想をはるかに超えた反応があったと言います。その時、高岡はエアウィーヴの将来を見据え、単なる寝具の製造・販売に止まらず睡眠の質を売る企業になろうと決意しました。外部の学術機関と連携して、睡眠研究をおこなったのです。『寝具が眠りに質に与える影響は計り知れない、それをお客さまに正しく伝えていくことも私たちの使命』だと感じたからなのです」(長谷川さん)。
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