ライターさかいもゆるがアラフォー以上で結婚したカップルへのインタビューを通じて、結婚とは、夫婦とは何かを考える新連載。今回は、36歳でマッチングサイトで彼と出会ったという麻子さん。他にも何人かデートした人はいたけれど、この人と決めたポイントとは……。
実家の居心地がよすぎて……
私が周りを見ていて思う女性の晩婚さんの共通点に、「実家の居心地がいい」というものがあります。たとえひとり暮らしをしていても、両親と仲がいいため頻繁に実家に帰っていたり。心の拠り所や絆がすでにあるため、そこまで無理に結婚して自分の家庭を持たなくても満たされているからなのかもしれません。
今回取材した麻子さんは、都内のめちゃくちゃ広大な一軒家がご実家。どれくらい広いかというと、３階建に、昔は３人姉妹と両親、おばあちゃんと住んでいたのに家の中で基本、誰にも出会わない。いちいち部屋に行くのも大変なので、会話はインターホンで各部屋を呼び出し（笑）。家の中にふたつあるお風呂場は、メインのお風呂場にはサウナがついていて９畳くらいの広さがあるし、トイレも無駄に広いので冬場極寒で専用の暖房がついている、と、説明すれば、なんとなく想像がつきますでしょうか。
そんなご実家に住んでいたこともあり、36歳くらいまで、そこまでの結婚願望もなく、ぬくぬくと「ひとり暮らしとほぼ変わらないのに家賃はかからない」、快適な実家暮らしを送っていたそうです。
ちなみに麻子さんは３人姉妹の末っ子。長女は早くに結婚していて、次女は子供を産んでいる。いわゆる「親からのプレッシャーを感じないポジション」に居たことも、婚期を焦らなかったポイントの様子。
麻子さん：夫との出会いは、今でいうマッチングアプリ。当時はアプリはまだなくて、Yahoo!パートナーというマッチングサイトでした。
アプリでの結婚。最近は結構増えてきているけれど、麻子さんが結婚した８年前にはそこまで普及していなかったはず。実際にマッチングサービスで結婚したらどうだったのか、興味ありますよね。
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