いまや日本を代表する人気俳優の大泉洋さん。

外出自粛が長引く中、「他人を否定しない優しさ」「ユーモア」そして「タフさ」を教えてくれる大泉洋作品の数々を皆さんにぜひみて頂きたい!と思い、今回、長年のファンである私が僭越ながら、爆笑必至の3作品をご紹介したいと思います。

ちなみに私が大泉さんにハマったのは随分前のこと。当時読んでいた漫画の一コマに「夜寝る前に『水曜どうでしょう』をみると、すごく幸せな気分になるんだよなあ」という一節を見たのが、大泉さんを知るようになったきっかけです。実際に作品を見てみると、今まで見たこともないくらい「あるがまま」の自然体な方でびっくり!でもユーモアと優しさ溢れる言動の大泉さんに、ぐんぐん引き込まれていったのを覚えております。

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数々の名作が勢ぞろいの『水曜どうでしょう』DVD。

まず1作品目は、言わずと知れた大人気番組『水曜どうでしょう』(現在、NETFLIXでも見ることができます)。外出自粛中に観るなら、旅のシーンが多く含まれているシリーズがいいかなと思います。どこにも行けない分、ちょっとでも旅したような気分が味わえると楽しいですしね。

 

よく旅の途中はその「人となり」がさらけ出されるといいますが、まさにこの『水曜どうでしょう』はそのオンパレード。

まず大泉さんの「ぼやき」から始まり、スタッフ内での罵倒、旅が進むに連れて疲労困憊してくる様など、ありのままの姿が克明に(むしろこれでもか!というくらい)記されているのです。しまいには「何もそこまでしなくてもいいのに・・・」と観ているこちらが心配になるくらいのハードさ。ただ! そこには企画を諦めないタフネスさ、数々の局面でみせる他人を受け入れる優しさ、辛い中でもついつい爆笑させてしまう極上のユーモアが、そこかしこに含まれており。自分にかかわるすべての人たちへの愛と感謝がたっぷりとつまった、これはもう究極の「人間ドラマ」、そう言い切れると思います。

レギュラー放送が終わってからも、何年かに一度のペースで続いているこちらの番組。まだまだ旅の途中であるこの『水曜どうでしょう』、数多くある人気作品の中から、絶対に観ておきたい至極の企画たちをご紹介いたします!


25年以上続く『水曜どうでしょう』の必見4シリーズをピックアップ!

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まず1本目が「ユーコン川160キロ~地獄の6日間~」。カナダのユーコン川を舞台に、カヌー初心者の大泉さんたちが川下りをしていく企画。息をのむほどの雄大な自然を前に、あっという間にうちのめされる出演者たち。大量に押し寄せるどう猛な蚊の大群、自前の簡易バス・トイレ、そして慣れないキャンプ生活など、悪戦苦闘の連続。過酷な状況の中、それでも美しい大自然の中にだんだんと溶け込みながら紐解かれていく心の開放感が描かれた作品。キャンプ内で作る、ご存知「シェフ大泉」の珍メニュー(あり合わせでつくる大泉さんならではの奇想天外なオリジナル飯)も必見です!現在Netflixでもこの作品が公開されています。

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続いては「アメリカ合衆国横断」。サンフランシスコからワシントンはホワイトハウスまで、レンタカーでフリーウェイをひた走る、誰もが一度は憧れる自由気ままなロードトリップ。広大なアメリカを舞台に、びっくりするようなハプニングの連続に、果たして完走できるのか?と疑心暗鬼になる日々。数々の困難に見舞われ、格好悪い自分をどんどんさらけ出していくキャストたち。ただ視聴者からすればその格好悪い姿をみると、よりその出演者を愛おしく感じるのもまたしかり。旅の楽しさと、出演者たちの仲間愛に満ちた作品です。

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「列島対決〜甘いもの国盗り物語〜」もおすすめ。北は北海道から南は鹿児島まで、ご当地名物の甘いもので早食い対決をしながらレンタカーで旅する日本縦断企画。幼い頃夢見たような、大好きなものを食べて楽しい仲間と一緒に旅する楽しい企画のはずが、旅が進むにつれ繰り広げられる罵詈雑言の応酬、度重なる死闘(甘いものを食べること)で、どんどんすさんでいく一行たち。移動時間も長いその道中、スタッフたちが繰り広げる車内での流れるような秀逸なコミュニケーションは、まるで落語を聴いているかのような面白さ!爆笑必須です!

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ヨーロッパはイタリアからポルトガル・ロカ岬までのロードドリップ「ヨーロッパ20カ国完全制覇 完結編」もいい! 美しいヨーロッパを舞台に「エレガントな大人の旅を提案すること」が当初掲げた目標でしたが、この番組でそんなことが叶うわけもなく…。バカンス時期でどうしても泊まる宿が見つからない「魔のエクスプロバンスの夜」や、日焼け止めを塗ったがために目も当てられないような変わり果てた姿になってしまった大泉さんなどなど。人の不幸を笑うなんて、と思いながらも爆笑してしまうようなハプニングの連続。真っ青な空が広がるヨーロッパ、夏の暑い日差しを受けながら進んでいく旅路は、観ている自分も一緒に車に乗って旅しているような気分になる作品。

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