こんにちは。
実は私、前世が船乗りか囚人だったのかと思うほど、バスクシャツ=ボーダーカットソーが大好きです。
いわゆるオリーブ少女だった頃は、セントジェームズに始まり、アニエスb、プチバトー、アルモーリュックス par ズッカ(懐かしい!!)などなど。

『なまいきシャルロット』のシャルロット・ゲンズブールやら、『勝手にしやがれ』のジーン・セバーグやら、リセエンヌやらへの憧れがないまぜになって、ボーダーLOVEがわかりやすく培われたわけですよ。

そんなボーダー大好き人間を量産した「オリーブ」の版元のマガジンハウスが、ずいぶん前ですが『ボーダーを着る女は、95%モテない!』という本を出したときには、「今ごろ何ハシゴはずしてんのよ!」とイラッとしたことを覚えています。笑

あと、大人になって仕事や旅で何度もパリに行くようになってから、「あれ、フランス人、全然ボーダー着てないじゃん……」と思ったことも追記しておきます。笑

とはいえ、私とボーダーとのつき合いは今までずっと続いております。
でも、明らかに加齢とともに似合わなくなったボーダーがあるのですよ。


1 ぴたっと細身

40代以降、首やデコルテがやせてきたら、細身のボーダーを着ると、なんというか、貧乏っぽい?? とにかく疲れて見える。

2 厚めのしっかりコットン

ちょっとガサッとこわばった風合いが、なんだか似合わない! 水をはじくピチピチした肌には似合うけれど、婦人のやらかい肌をきれいに見せてくれない。

3 首詰まり

私の場合、無地の首詰まりニットなどは特に問題ないのですが、カットソー素材などでボーダーで首詰まりだと急にだめなのです。なんだろう、顔に迫り来るカジュアル感を、今の顔が受け止めきれない感じ?笑


でも大丈夫! 2年前、大人に似合うボーダーが見つかりまして、以来ずっと愛用しています。

去年の今頃、ピクニックで着用。ハットは何年も前に買ったミラ オーウェン。
おととしの今頃、旅先で着用。パンツはユニクロ ユー。昼間のホテルの開店前のバーで、エア乾杯してますね。お恥ずかしい。

こちらのボーダーは、ルミノアの「プチコパン」
体が泳ぐルーズフィットで、袖の筒が大きく、ネックラインはゆるっと程よいボートネック。素材はコットン100%ですが薄手でなめらか。
上記の「私に似合わないボーダー」の、まさに逆をいくアイテムなのです。
カジュアルだけれど、ガサツじゃなくて、余裕がある。まさに大人のための定番ボーダーだなと思います。

 

丈も程よくて、ハイウエストのボトムスにインしてもモゾモゾしないですし、アウトで着てもいい感じ。
何度洗っても伸びも縮みもせず、すぐ乾くのも嬉しい。

これを手に入れて3年目のこの春も、もちろん袖を通しました。

こちらのコーデは、最近ご近所にお花を買いに出たときに撮影。先週ご紹介したリネンコートをまた着ています。だぼだぼのワイドデニムは日本のデニムブランド、SERGE(サージ)のもの。

私がボーダーを着るときによく合わせるのは、インパクトのあるピアスや辛口のハット。定番のカジュアル服だからこそ何か小物をひとつ効かせて、コーデを盛り上げたくなります。

この日は、マリア ブラックの片耳ピアスを。太いゴールドが耳に貫通しているように見える、ちょっとパンクなデザインとパールの組み合わせが素敵。

このルミノアのボーダー、今年も夏が終わるまでさんざんお世話になりそうです!

前回記事「大人の春夏デニムはグレーが気分!」はこちら>>

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