夕方、一番下の息子を乗せて海沿いの道を走っていた時に、いきなり車がパンクしてしまいました。

夏の湘南R134は、それはもう見事な大渋滞。上下線とも車、車、車・・・。

片側1車線の通りに停車することもできないので、少し先のとある宿泊施設の駐車場になんとか車を停め、施設の方に事情を話したところ快く駐車場を使ってくださいとのこと。お忙しい時間にもかかわらず助かりました。

早速ロードサービスを手配して、待つこと40分。隣でぐっすり眠っていた息子がちょうど目覚めた頃に、カーキャリアの姿が。

「ママー、カーキャリア!!!」「サイレンがくるくる回っている!!!」

実は3歳の息子は、3度のごはんよりも車を眺めているのが大好き。中でも特に好きなのが、”働く車”シリーズ。というわけで、寝ぼけながらもいきなりスイッチが入って大興奮。

駆けつけてくれたロードサービスのお兄さんが早速タイヤの交換作業を始めてくれたところで、施設から一人の女性が「だいじょうぶですか」と声をかけてくれました。宿泊客の方でした。

「湘南ナンバーでよかった!遠くからお子さんとお二人で遊びにいらしてたりしたら大変だって、中で話していたんです」と。

「まだ小さいお子さんを抱っこされている様子だったから、もし修理ができないようだったら自分たちのお部屋で休んでもらっても構わないですからね。大変でしたね」・・・と、そこまで言ってくだって・・・。なんて優しい方!

何度もお礼をし、家までさほど遠くないのでタイヤさえ交換してもらえれば問題なく帰れそうだということ、そして、優しいお心遣いが身に染みてうれしかったということをお伝えしました。

修理してくれていたロードサービスのお兄さんも、「優しい方でしたね。なかなかいらっしゃいませんよね!」と微笑んでいました。これまでいろんな現場を経験したことがあるそうですが、「いつまでかかるんですか」とか、「ウチの前で作業しないでほしい」というような言葉をかけられることもやっぱりあるそうです。

そのお兄さんもまた本当にいい方。息子にも声をかけてくれながら、あっと言う間にタイヤ交換、終了。

この話、実は鎌倉でサーフィンしようとしていた夫と長男と直前まで一緒にいて、彼らが海に入っている間にちょっとお買い物に出かけている時のことでした。無事に動けるようになって夫たちの元に戻ってみたら、ちょうど海から上がってきたところ。事情を話して夫もビックリ仰天していました。

日々車での移動が多いと、たまにはこういうこともあります。

「あー、もう本当に大変な日になっちゃった!」ともできるのかもしれないけれど、人のやさしい心に触れることができ、わたしにとっては心暖まる出来事に転化された感じです。

至近距離でレッカー車に会え、息子も特別な夕方になりました。

 

愛ある心は化学反応を起こしてくれるんですね。本当に。

心暖まる夕方の出来事は、何気ない日々を振り返る、良い糧となりました。

ご親切にしてくださった方、この場を借りて、どうもありがとうございました!

息子のお昼寝の間におもちゃを片付けていたら・・・。レッカー移動こそありませんでしたが、タイヤ交換を目の当たりにし、早速再現している様子です。

Good day!!