二度目のステイホームウィークが始まりました。ミモレでは家で過ごす時間を楽しくするためのアイデアをまとめた記事のうち、特に人気があったものをご紹介します。よろしければぜひご覧ください。元記事は2020年6月10日に公開されたもので、紹介されている情報等は公開当時のものです。

普段、忙しくてなかなか美容室に行けないという方も多いのではないでしょうか。せめて前髪だけでもカット出来ればラクですが、失敗すると後戻りできない怖さもありますよね。そこで今回は、自宅でできる前髪セルフカットをプロに実演して頂きました!実践いただいたのは、ヘアサロン美容室「EARTH」表参道店サロンディレクターの三木瞳さん。セルフカットの手順から、上手に仕上げるためのちょっとしたコツまで、動画とあわせてご紹介します。

美容室「EARTH」表参道店サロンディレクター
三木瞳さん

全国250店舗展開の美容室、EARTHグループ所属。女性ならではの感性を生かしたナチュラルなニュアンスヘアや、カジュアルながらもワンポイントを加えたオリジナリティーあるスタイル作りが得意。特にヘアセットに定評があり、サロンワークの他、アイドルグループ・タレントのヘア担当や、ファッション・音楽イベントでのヘアセット、ヘアショーへの出演など、多方面で活動中。Instagram→ @hitomi_hits

 


Q:はさみの使い方のコツや気を付けるポイントは?


A:長さを切るときは、刃先をななめにいれて、ちょんちょんと切るようにしましょう。厚めの前髪は、刃先を横にして切るとぱっつん前髪になってしまうのでおすすめしません(薄めの前髪ならOK)。

すきばさみは難しいので、慣れてない方は使わない方がベター。普通のはさみの刃先を縦に入れてすいていく方法がおすすめです。すきばさみを使う場合は、内側の毛に刃先を縦にして入れるようにしましょう。髪の表面を切るのはNGです!

Q:大人世代におすすめの前髪の作り方は?


A:おすすめは、“長め×薄め”前髪。おでこをすべて覆い隠すより、隙間をつくると抜け感が出やすく、今っぽい雰囲気に。どんな顔型にも似合いやすく小顔効果もあり、一番失敗のない前髪です。また、どんな前髪でも、仕上げにスタイリング剤をつけることが大切です。(できればアイロンをして、軽く巻くとさらに良いです!)おすすめは、ナチュラルに仕上がりつつ、おでこについても安心なヘアオイル系のスタイリング剤です。

もっと可愛い雰囲気にしたい方は、前髪を厚めに作って、斜めに流すのがおすすめです。


 準備するもの 
・カットはさみ(Amazonや楽天などでも販売しています)
→なければ文房具用のはさみでもOKですが、毛先は髪がすべりやすいので刃の根元で切るようにしましょう。
・コーム
・ピン
・ゴム
・水スプレーや寝ぐせ直しミスト&ドライヤー(カット前のクセ直し用)
・髪が散らばっても良いように新聞紙など
・カットクロス(ゴミ袋の底を丸く切ってもOK。100均で売っているヘアキャッチャーもおすすめです)
・髪を掃除するグッズ(クイックルワイパーなど)


三木さんが前髪セルフカットを実演!

1.前髪のクセを取るため、水スプレーで濡らした後、ブローして前髪をまっすぐ下ろしておく。

プロのポイント: 濡れたまま切るのはNG!根元を濡らしてドライヤーでブローし、必ず前髪のクセを取って、完全に乾かしてから切ってください。

 


2.前髪をブロッキング。切らない部分はピンで止め、後ろの髪はゴムで結んで間違えて切らないようにしておく。

プロのポイント:前髪以外は、ピンで押さえたり、ゴムできちんとしばって、間違えて切らないようにしましょう。


3.前髪を3つに分ける。眉頭をガイドラインにし、眉頭の間と左・右で3つに分ける。

プロのポイント:​前髪は3つの毛束に分けて、真ん中から切っていきます。中心にガイドを作り、左右の毛束は真ん中に合わせて切ることで長さが合いやすくなります。

 


4.まずは真ん中の毛束を切る。

プロのポイント:​前髪をおでこから浮かさない&引っ張らない!長さのコントロールがしづらくなります。※前髪が動いて切りづらい方は、指で毛束を押さえてもOK。また、顔は上げ気味にして切ると、おでこに髪がフィットして、短く切りすぎる失敗を回避できます。

 


5.長さが決まったら、はさみを斜めに入れて、カットのがたつきを整える。

プロのポイント:毛束を指で挟み、目の前に持って切っていくとやりやすいです。

 


6.真ん中の毛束をガイドラインにして、4で分けた左右の毛束の髪を切っていく。長さが決まったら、はさみを縦に入れて馴染ませる。

プロのポイント:左右を切るときは、利き手側と逆サイドの髪から切って、そちらに合わせるように利き手側を切った方が失敗しづらくなります。また、利き手と反対側を切る際にV字バングになりがちなので、はさみの角度に注意しましょう。サイドに向かうにつれて、少し長くなるように意識して切ると良いです。

 


7.全体を切り終わったら、バランスを見ながらはさみを縦に深め(2cm程度)に入れてボリュームを調整する。

 

8.できあがり!

 

 
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