私がシャツを好きになったのは、じつは40歳を過ぎてから。

それまでシャツと言えば、ちょっとまじめで、疲れそうで。
ちょっと大げさになりそうだし、そして、ちょっと古い人になりそう……と。
カジュアル好きな私には正直、遠い存在でした。

そんな私が「シャツっていい!」って心底思うようになったのは、中山まりこさんと出会い、マディソンブルーに出合い、ルックの撮影で数多のお洋服を着させていただき、日常でもどんどん着るようになってからです。

マディソンブルーはシャツからスタートし、大人のカジュアルシーンにシャツを提案したブランド。デザイナーの中山まりこさんがシャツを着ている姿にハッとさせられたんです。「そうか!カットソーを着るようにもっと気楽に着ればいいんだ」と。そのことに気づき、シャツとの距離がぐっと近くなりました。

マディソンブルーのシャツを愛用しています。ほとんどカジュアルですが、こんな感じに、日常に。もちろん打ち合わせの日や、撮影の日にも着ています。

シャツの魅力っていろいろありますが、私の場合はこう。

 

✔︎”布帛”で”襟”があるから、きちんと見える。
→対応できるシーンが広がる

✔︎シャツのフォルムが上半身をアラまでも包み込み、
 美しく見せてくれる。

→華奢なパーツが引き立つ&女っぽさがほのかに感じられる

✔︎上半身で”素材”を取り入れることで、着こなしの印象を簡単に
 コントロールできる。

→素材次第で、カジュアルスタイルがクラスアップできる
だから、着るだけで、大人の”余裕”が醸し出される。

というわけです。
そして、これらを実感させてくれたのがマディソンブルーのシャツでした。

そう。シャツって40歳を過ぎた方がしっくりくる。
こんなふうに着られるなら、もっともっと着た方がいい!
そう思うようになったのです。

長袖なら、春から真夏を経て、秋口まで。
冬にはニットのインナーにも。
シャツはシーズンをまたいでおしゃれを助けてくれます。
それも、私がシャツに投資するポイントかもしれません。

そんな私のデイリーなシャツスタイル。今回から3回にわたり、ご紹介します。

vol.01の今回は、今シーズン新たにチェックしたマディソンブルーのシャツをピックアップしました。
 

no.01
ネイビーの麻素材『マダムシャツ』


マディソンブルーのシャツの中でも、その美しいシルエットに定評のある『マダムシャツ』。私も大好きで色と素材違いで所有しています。

 

少しコンパクトなシルエットで、上半身をキュッと小さく見せてくれます。デコルテの開きもさりげなく、とてもきれいなんです。こなれ感が簡単に作れるのは、細部にまで計算されたパターンと卓越した縫製技術の賜物!

ボトム合わせも簡単で、着るだけでスタイリッシュにキマります。カジュアルでも大げさにならず、ちょっとよそ行き感を出したければ、ちょうどいい塩梅に。困った時や、あれこれ悩みたくない時はこのシャツを基軸にしてコーディネートを考えるくらい、まさに頼れる一枚です。

素材も毎シーズン異なるものが出ているのですが、こちらは定番のラミー(麻)100%の深いネイビー。薄手で、ほのかに素肌が透ける素材感です。でも麻らしいシャリッとした着心地が気持ちいい!わずかに光沢感もあるので、シンプル過ぎず、ちょうどいいクラス感も加えてくれます。

シャツ/マディソンブルー レザーパンツ/アンスクリア ビーチサンダル/レインボー ネックレス/ネットで購入 バングル/エルメス ピアス/ティファニー リング(右)/The Store by C’  リング(左)/オーダーメイド

合わせたのはアンスクリアのスエードのハーフパンツ。今シーズンはハーフパンツが豊富ですねー!もう少し短め丈のものも購入しましたが、それは海辺限定。ご近所はもちろんのこと、街に行くときは、この膝丈くらいの方が落ち着きます。

あえて足元はレザーのビーチサンダル。湘南でのオープンテラスでのお食事にはこのくらいがぴったり。

大人素材を、洗練配色で。それで完成!

カジュアルなショート〜ハーフ丈パンツと長袖のシャツ、というそのバランス感が大好きです。リゾートのヨーロッパマダムって、まさにこのイメージ。

大げさではない程度に、ネックレスとブレスレットもつけて。出かける時にはサングラスもかけて行きます。

 
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