先日、ミモレ読者を招待して開催された大草直子ディレクターとのZoomミーティング。これからのファッションや生き方などについて多くの質問が寄せられました。その中から、ファッションに関する質問をピックアップしてご紹介します。

これからの仕事や生き方について大草ディレクターが回答した後半はこちらから>>

コロナ時代のファッションはどうなる?どうする?【大草直子が回答】_img0
まずはみんなで乾杯からスタート。大草ディレクターは大好きな白ワインで!


【これからの仕事服について】


<さにこさんからの質問>
今後は在宅と出社が平行しそうなので両方に使える洋服が着たいです。素材やシルエットなど、何に気をつければ、着心地のよさと、ある程度の仕事感を両立できるでしょうか?

<あんあんあんさんからの質問>
2ヶ月間リモートワークで久しぶりに6月から出勤します。会社で着る夏のブラウスを選ぶなら今年はこのデザイン!この色がおすすめとかありますか?

おふたりと同様に、これからのお仕事服への質問を多数いただきました。

コロナ時代のファッションはどうなる?どうする?【大草直子が回答】_img1
シャツとスカートは大草ディレクターとプルミエアロンディスモンのコラボ。セットアップとしても着られるけれど、それぞれ素材の方向性を違うのでパッと着ても手抜きに見えないという優れもの。シャツ¥22000、スカート¥26000/大草直子×プルミエ アロンディスモン

<大草ディレクターの回答>
「気持ちの軸が変わり、社会的に求められていることも変わって生きている今、おしゃれもドラスティックに変わっていきます。ステイホーム中に公開になった特集の第一回目でも書きましたが、他人軸から自分軸に戻ってきている。これまではきちんと見えなきゃいけない、といった他人の存在が軸になっていましたが、これからは自分がいかにコンフォタブルか、自分の気持ちがあがるか、という自分が軸になる。自分軸のおしゃれに移ってきていることに、私はとてもワクワクしているんです。職種によっては、かっちりしたジャケットを着るシーンもあるかもしれませんが、以前よりは確実に減ってきている。そんな時代のお仕事服はリラクシングなシャツ、ジャケット未満カットソー以上でいいかなと。

たとえば私が着ているもの。後身頃にプリーツが入っていて、後ろに抜けるし、風が中に一枚入るようなゆとりのあるサイズ感。ジャケットよりはだいぶカジュアルですが、しっかり襟があるからラフになりすぎません。そしてこのシャツもそうなんですが、これからの服選びはホームクリーニングできることも選ぶ基準のひとつになってくると思います」

 

【ペタンコ靴がサマになるコーディネート】

<ホワイトエデンさんからの質問>
ペタンコ靴やスニーカーを履いたときにサマになる大人のコーディネート、小物などを教えていただきたいです。体型的にスキニーははけません。

<大草ディレクターの回答>
「スニーカー、ミュールなど、私も圧倒的にフラットが多くなりました。ボトムは、揺れて、透けて、少し長い、ミモレ丈以上マキシ未満の女っぽいスカートが合うと思います。たとえば今回着ているプリーツスカートやこちらのピンクのスカート(リンク先で見てみて下さい)。同じフラットな靴でもパンプスならお仕事にも行かれる着こなしになりますし、ミュールならもっとカジュアルな雰囲気になるんです」