マスク前提のメイクは「ファンデなし&メイクは目元のみ」で清潔感を!
④ “ナチュラル”が基本。視線を集めるアイメイク
マスクメイクの仕上がりを左右する「アイメイク」。
「マスクをしていても外してもバランスが取れたメイクが理想的。マスクをしていると頬から口元は隠れてしまうため、どうしても目元にフォーカスしてしまいますよね。メイクのコツは『骨格を生かした引き上げメイク』です」と赤松さん。
そこで夏から秋にマスターしたいアイメイクの4つのポイントを教えてもらいました。
ステップ1:眉骨&頬骨にハイライトをいれ立体感&ツヤを
「マスクをしていると頬や鼻、口元の凹凸が隠れてしまい、平面な印象に。立体感がなくなると、目元や頬が悪目立ちしてしまうのは『立体感が足りない』から。このお悩みを解決するには、『光』を味方にすることです。ハイライターを使ってツヤ肌を手に入れましょう」(赤松さん)。
ポイントはハイライトの入れ方。「眉骨からこめかみ〜頬骨の高いところ一帯に、ハイライトを入れましょう。この部分に光をまとうと顔に立体感が出て、肌のツヤ感で気になる部分も飛ばすことができます。
今回使用したのはアディクションの「ザ・ブラッシュ」。ホワイトやシアーなシャンパンカラーなどのハイライターがおすすめ。もしくはルーセントパウダーでツヤを演出します」(赤松さん)。
ステップ2:眉はブラウンで明るく優しく
「これはマスクメイクに限ったわけではないのですが、眉の描き方次第で顔全体の印象も変わります。今まではチーク、リップ、ファンデがあった前提の眉メイクで、濃い色でもバランスがとれましたが、眉だけに濃い色をのせると印象が強すぎることも。髪の毛や眉毛の色に合わせてブラックやグレーなどを選んでいた方は、髪の毛の色よりも1トーン明るめの色を選ぶようにしてみては?おすすめは明るいブラウン。マスクの色(ホワイト)とのコントラストがなくなるため、優しい印象になりますよ。ファンデを塗っていないので、眉だけ『メイクしてます感』を出すのはご法度です」(赤松さん)。
眉毛を描く時の2つのポイント
① 眉頭は描かず、眉間に“ヌケ”を作る
アイブロウペンシルを使って描くなら、眉の中央あたりから描いて、眉頭は極力自然な形のママに軽く足す程度に。眉間にヌケを出すと、優しくはつらつとした印象になります。
② 太さ・濃さは出さずに眉マスカラで仕上げて
流行を取り入れて眉を太く描くとかえって悪目立ちしてしまいます。気合いの入れ過ぎはNG。今の自眉毛を生かし、眉マスカラでナチュラルに仕上げましょう。
ステップ3:まつ毛はビューラー&マスカラをしっかりと!
「マスクメイクの印象を左右するのは『目』、その目元を魅力的に見せるには『まつ毛』の役目が重要になります。まつ毛を上向きにするだけで印象が変わります。マスカラの前にビューラーでまつ毛をしっかりと引き上げてください」(赤松さん)。
もうひとつ重要なのは、マスカラの「色」。
「目の印象を柔らかくするために、ブラウンやカラーマスカラをおすすめする方もいらっしゃいますが、私は敢えて『ブラック』推し(笑)。でも、これにはしっかりと理由があって、ブラックのマスカラでアイラインの役目も担うから。アイラインを単独で描くと強すぎるため、黒のマスカラで目ヂカラをつけています。当たり前のようにやっていたメイクのルーティンもニーズに合わせて『足し・引き』することも大切ですね」(赤松さん)。
ステップ4:アイシャドウはすっきり涼しげに
「今年の夏メイクのトレンドは涼しげな目元を叶えるアイシャドウに人気が集中しています。色はライトブラウン、そして透明感のあるシアーなブルーを一緒に使うといいでしょう。普段ブルーメイクをしないという方でも、ブラウンと合わせることで目元になじんで上品な仕上がりに。ブラウン&ブルーは今年ならではの組み合わせですね」(赤松さん)。
いかがでしたでしょうか?
これまでの常識を捨てて、マスクに適した清潔感のあるメイクをお試しくださいね。
取材・文/長谷川真弓
構成/片岡千晶(編集部)
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赤松 絵利
ESPER代表/ヘア&メイクアップアーティスト。雑誌・広告・ヘアメイクプランナーとして活躍。 蒼井優、綾瀬はるか、多部未華子、常盤貴子、松岡茉優(敬称略、五十音順) など多くの女優を担当。著書『世界一シンプルなナチュラルメイクの教科書』(講談社)