マスクと髪のベストバランス「ポイントはこめかみ部分の髪にあり!」
マスク美容、今回はヘアアレンジ編です。マスクを着けた時の髪型がしっくりこない、ワンパターン化していて、何とかしたい!と思っている人も多いはず。「マスクの占める面積が大きいので、髪はなるべくコンパクトにまとめたいですね」と語るのはヘア&メイクの伏屋陽子さん。マスクとヘアのベストバランス、そしてマスクを楽しむためのカット&カラーリングを教えていただきました。
これまでの常識ではないヘアスタイルを楽しみましょう!
マスクのときの髪型のベストバランスは?
「マスクを着用すると鼻や頬の凹凸が全て隠れてしまうから、顔全体がペターっと平面的に見えてしまうんです。そんな時は“顔のフレーム”と呼ばれる髪に動きを持たせた立体感のあるアレンジを心掛けて」と伏屋さん。
「まず一番意識したいのはヌケ感。マスクで覆われた上に、前髪で額を覆ってしまうと、表情がわかりにくく印象も重くなってしまいます。
次にこめかみの髪。耳からあごにかけてのフェイスラインはすっきりとまとめたいけど、こなれ感も出したいという時にポイントになるのがこの部分です。たとえば『長さ』。リップラインに届くくらいにすると、マスクで口元が見えなくても顔まわりに動きがつくので、立体感が出るんですよ」(伏屋さん)。
では、長さ別に具体的なバランスの取り方を教えてもらいましょう。
<ショートボブ>
「ショートスタイルとマスクのバランスは難しいですよね。マスクと髪で覆われると、柔らかな印象がなくなり、一気に老け顔になってしまいます。こういう時は動きにあるスタイルを心掛けること。ワックスを使ってこめかみ部分の髪を毛束にして、サイドになでつけるようにセットすると引き締まって小顔に見えるんです。髪の潤いをキープし、ツヤ感も出せるオイル成分が入っているスタイリング剤がおすすめです」(伏屋さん)。
<まとめ髪(ロング)>
「暑い夏、ロングヘアのまとめ髪といえば、ポニーテール。マスクをした時のまとめ髪の最大のポイントは横から見た時のバランスなんです。マスクと対称的な位置になるように高めにすることでバランスが取れます。目安は口から耳の上を通った延長線上です。
そして、こめかみ部分の毛束を『後れ毛風』に見せること。毛束を2つに分けてそれぞれに役割を持たせたら完成です」(伏屋さん)。
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