白いTシャツはワードローブの中で1番シンプルなアイテム。シンプルだからこそ、大人に似合う上質素材やシルエット、扱いやすさなどで選びます。

Tシャツ/ノーク バイ ザ ライン パンツ/フミカウチダ バッグ/ボッテガ・ヴェネタ シューズ/マノロ ブラニク サングラス/ザ シシクイ

以前はデニムに合わせることも多かったのですが、最近はスラックスやジャケットできれいめなコーディネートにするのがニュースタンダードになっています。その結果、白Tシャツ=真っ白一辺倒でしたが、オフ白やベージュも目に留まるようになり、アイテム選びの幅も広がってきています。

上からユニクロ、ノーク バイ ザ ライン、フミカウチダ、オーラリー、エイトン、ブラミンク。

最近の白Tシャツ“スタメン”はこちら。質感や色味などはそれぞれ違いますが、共通しているのはどれも首が詰まったクルーネックだということ。スラックスやジャケットなどきれいめなアイテムとコーディネートするとなると、Tシャツ自体はよりメンズライクなもののほうがバランスよく着られるからなんです。

 

さて上の写真で紹介した”スタメン”白Tシャツ6枚ですが、簡単にこだわりのポイントを解説してみたいと思います。

ユニクロ 
生地が薄くて涼しいので外ロケやキャンプに大活躍。扱いやすいのも嬉しい。絶妙な色が気に入っています。

ノーク バイ ザ ライン
ラウンド型のバックテールでヒップが隠れるデザインなので体型カバーにも重宝します。またドロップショルダーで肩周りも丸みを帯びた女性らしいシルエットなので、メンズライクになりすぎないところも◎。

フミカウチダ
さらりとした肌触りと華奢なネックがジャケットとの相性抜群。

オーラリー
超長綿を使っていて肌触りが本当にいい! 程よく詰まった襟ぐりや広めの身幅と短めの袖など細かいディティールが絶妙です。

エイトン
エイトンオリジナルのスヴィンコットンは綿花を丁寧に手摘みしているため、油分が失われることなく、繊維に傷もついていないので、上品な光沢感があります。薬剤などでの化学的な加工が一切されていないから安心して着られるし、メイド・イン・ジャパンの縫製へのこだわりも素晴らしい!

ブラミンク
ユニセックスのオーバーサイズTシャツ。少し厚手のドロップショルダーなのでIラインのスカートに合わせて女性らしく着ています。

どれも白Tシャツじゃないの?と思われた方、いますよね。でも私の中ではそれぞれ違っていて、どれも愛しい存在なんです。

バッグ/ザ ロウ サングラス/ザ シシクイ イヤーカフ(左上ゴールド)/ファリス イヤーカフ(左シルバー)/ブランイリス イヤーカフ(右シルバー)/ヒロタカ ブレスレット/カルティエ

白Tシャツを着るときは小物も重要。もともと下着で、シンプルなアイテムの白Tシャツをシンプルなまま着こなすのは、正直なところ大人の女性には至難の業。ぜひ小物の力に頼ってください。ポイントで一か所つけるよりは、目元、耳元、手首、思い切って全部に付けてみてください。実は少し多めにつけるくらいがちょうどいいんですよ。

構成/幸山梨奈