皇后になられてから、聡明さと語学力、ご自身のキャリアを発揮され、海外からの賓客も細やかなお心遣いでもてなされるなど、存在感と輝きを増してきた雅子さま。

 

ファッションを拝見するのも私たちにとって楽しみのひとつです。白やゴールドなど、皇后というお立場にふさわしい色から優しいパステルカラーまで、ご公務の内容に合わせた選択。伝統的な着物からエレガントなドレス、マニッシュなジャケット&パンツスタイルまで幅広い着こなし。ご成婚前のキャリア時代から変わらない雅子さまスタイルが貫かれています。

コロナ禍でご公務などのお出ましの機会がありませんが、ミモレでは今までの写真を紐解き、雅子さまのファッションに注目。知性とエレガンス、そして華やかさがバランスよく表れた、世界に通用する現代の新しい皇后像が反映されているのです。


写真で振り返る、凛としてマニッシュな雅子さまのコーディネート一覧>>

 

ご成婚後初の地方公務は、第29回献血運動推進全国大会に出席されるため岩手県へ。淡いピンクのセットアップは花柄の織り生地で、ラウンドにカットされた襟、ジャケットの裾がロマンティックなデザイン。大きなリボンがあしらわれたピンクの帽子、白の靴・バッグで、新婚らしい可憐な装いです。多くの人が雅子さまを一目見ようと詰めかけ、にこやかに手を振りお応えになりました。1993年7月13日、岩手県盛岡市・岩手県赤十字血液センターにて。写真/The Asahi Shimbun/Getty Images

 

ピンク色のコーディネートに合わせた、ローズレッドのリップが華やか。イヤリング、指輪、ブレスレットなどアクセサリーはすべてパールで、草木をモチーフにしたブローチを胸元に添えて。写真/The Asahi Shimbun/Getty Images


キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。

構成/片岡千晶(編集部)

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