そのファッションセンスと大人ならではのお悩みに応えるリアルな提案で大人気のファッションエディター、昼田祥子さん。そんな昼田さんに「二の腕がカバーできるノースリーブ選びについて聞いてみました。
私のタンクトップ選びは、トレンド感よりも二の腕がカバーできるかどうか。アメリカンスリーブのような、下着に気を使わなければいけないようなものは、極度のめんどくさがりのため(笑)、選択肢から外れます。
ということで、形はワンパターン。「肩先が長め」、「身頃は少しゆったり」、というシルエットのものだけを愛用しています。
最近着ているタンクトップを3つ、ご紹介しますね。
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二の腕がカバーできるタンクトップ①: 印象自在な長め丈! エイトンのタンクトップ
肩先にかかるくらいの袖先は、着ると斜めのラインを作ってくれるのでシャープな雰囲気を作ってくれます。
こちらは長め丈シルエットですが、スカートと合わせるときは裾はすっきりインしています。
ちなみにアウトして使う時は、こんな感じに。長めのトップスはいろいろ使えるので、着まわししたい派にはおすすめです。
二の腕がカバーできるタンクトップ②:程よい光沢感。スローンのタンクトップ
コットンの中でも繊維の長い、超長綿を使ったタンクトップは、肌触りも気持ちいいですし、ほど良い光沢感があります。カジュアルなタンクトップでもきれいめに見せてくれる一着です。
淡いベージュのタックパンツ、濃いベージュのパンプスでワントーンにまとめてみました。
二の腕がカバーできるタンクトップ③:絶妙なゆったり感。エイトンのタンクトップ
体のラインを拾わず、ご紹介した中では一番ゆとりがありながらも、だらしない印象にならない、絶妙なシルエットですね。去年買ったブラウンカラーですが、いろんな色があって2着目をどれにするか迷っています。
汚れてもいいイージーパンツと合わせた休日スタイルです。このパンツ、紙糸を使ったもので通気性がよく、軽量で夏も涼しく、シワがついてもさほど目立たないという多機能型パンツで、プライスも6000円程度。実はアウトドアブランド、モンベルのものです。アウトドアブランドが作る日常着はイケてるものが多いんですよ。
このタンクトップをお仕事シーンで着るなら、サテンのようなツヤッとしたパンツで合わせています。
タンクトップを長持ちさせるコツは「脱水」にあり!
最後に洗い方ですが、以前ご紹介したTシャツのときと同じです。
首元がよれてしまったり、型崩れしてしないように、ネットに入れて洗濯機の弱水流で洗い、脱水はとにかく短く。ここが一番のポイントですね。だいたい洗濯機の自動洗いだと脱水時間は長めに設定されていることが多いので、脱水だけは「手動」でやっています。
脱水はある一定の時間を超えると、3分回そうが、10分回そうが脱水状態に変わりはないと、取材で聞きました。つまり、脱水時間が長ければ長いほど、あの遠心力をもって無意味に服を傷め続けているということになります。ですので脱水は必要最低限の時間にするのがポイントです。これだけで服の長持ち度は随分と変わってきます。
私にとって服は手をかけただけ、答えてくれるアイテム。消耗品だからとぞんざいな扱いをするのではなく、服と向き合い、その役目を終えるまで愛情を持って付き合っていきたいなと思っています。
構成/高橋香奈子
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