57なにげない日常に色気を生み出すファッションって？【大草直子×はまじ】

モデルとして、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍中の浜島直子さん、愛称“はまじ”。43歳の彼女が、ファッション、ビューティ、ライフスタイル、さまざまなジャンルで新しい自分を発見していく連載です。

ナチュラル、ヘルシー、カジュアルetc.　そんなイメージのはまじに大草直子コンセプトディレクターが提案するのは「清潔なセクシーを纏う」。一見、相反するふたつの言葉は、はまじを始め、40代の女性に必要なものだと大草ディレクターは言います。今回の着こなしのテーマに掲げられたのは「日常にドラマがある」。服とは何のために着るのか。そんなことも考えさせられる提案のスタートです。

ファッションで何でもない毎日をドラマにする

大草：旅に出たり、ディナーにでかけたり、今はそういったことがなかなか難しいけれど、そうじゃない日常の中にも、たとえば着ることでドラマが作れる人ってとってもセクシーだなと思っていて。

はまじ：ワンピースを着て撮影している最中に「はまじ、近所にお花でも買いに行くようなイメージで」と言われて、そういうことか！ と納得しました。ディナーに行くでも映画館に行くでもなく、近所にお花を買いに行く。いつもの自分のテリトリー内で過ごすときにも装うのって誰のためでもなくまさに自分のためですよね。

大草：日常なんだけど、そこに非日常感をプラスするというか。誰かにしてもらうでも、誰かのためでもなく、自分が自分のためにドラマティックになれる。そんなところからも色気って滲み出てくるじゃないかな。

はまじ：着るものひとつで気持ちって本当に変わりから、それだけで自分が主演になれるというか。そういう気持ちって大切だよね。