こんばんは。編集・川端です。「真夜中の読書会」第21夜をお届けします。
今夜は高知県にお住まいの学生の方、あんこさんからいただきました「凪良ゆうさんの『流浪の月』の家族でも恋人でもないけれどただ一緒にいたい、という愛し方にとても感銘を受けました。バタやんさんが今まで出会った本の中でこんな愛し方もあるんだ、と感じた作品があれば教えて」というリクエストに張り切ってお答えしたいと思います。
『流浪の月』の次に読むならぜひこちらを!と強くおすすめしたいのが、李琴峰(り ことみ)さんの『星月夜』です。
日本語教師の台湾人と日本語を学ぶ新疆ウイグル自治区出身の生徒。
二人の女性は日本で出会って付き合い始めるのですが……。
他国から見た日本語の難しさを知るとともに、ニュアンスの奥深さや美しさも垣間見ることができます。
言語が流暢でないゆえのはがゆさに加え、生国の政治情勢、隠しているセクシャリティなどが絡み合う、切ないラブストリーです。
<今夜のトークテーマ>
・『流浪の月』と『星月夜』の共通点とは
・「はいります」と「はいれます」日本語って難しいね
・「二人にしかわからない親密さ」を感じて身を引く
【第21夜】「やっぱヤメトク」ほど切ない日本語ってあるかしら
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<今夜の貸し出しカード>
未読の方はこちらもぜひ……
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<次回>
8月19日(水)22時配信予定
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撮影/塚田亮平
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