〈ダイアナ妃の時計は?〉
①「タンク フランセーズ」イエローゴールド(参考価格約224万円)

写真:AP/アフロ

ダイアナ元妃のアイコンと言われ、特に愛用されていたのが、2本のカルティエの時計でした。

その一つがこちら。1997年4月のダイアナ元妃です。
見えにくいですが、この時ゴールドのタンク フランセーズをお着けになっています。

そう!もしやLAでメーガン妃が着用されていたのは、ダイアナ元妃のものでは?!という推測が飛び交っているのです。

父、第8代スペンサー伯爵からのプレゼントであったこの時計は、ダイアナ元妃の亡き後、形見としてウィリアム王子が所有されていると言われていました。
しかし一方で、ハリー王子が母の形見として選ばれたサファイアの婚約指輪がキャサリン妃へ贈られたことから、もしやご兄弟が指輪と時計を交換され、妻メーガン妃へ時計を贈られたとも考えられますね……。私は“ダイアナ元妃のもの”と読みます!

これが事実ならば、メーガン妃の時計の価値たるや……!とにかく真実が知りたい!

王室の上級メンバーから離脱後、しかも英国でなくLAでの目撃、というのが残念な気もしますが、離婚後さらに慈善活動に熱心だったダイアナ元妃ともオーバーラップするのかもしれません。
 

 

②「タンク ルイ」(参考価格約101万円)

写真:ロイター/アフロ

写真:AP/アフロ

もう一つ、ダイアナ元妃のアイコンとして有名だったのが、こちらのタンク ルイ。

ルイ カルティエがデザインし、自身も愛用していたというブランドを代表するこちらをダイアナ元妃も愛用されていました。

タンク フランセーズと同じレクタングルのフェイスですが、ベルトが黒のクロコダイルのレザーだと、クラシックでノーブルな印象が強くなりますね。

シンプルなワンピースから、トラッドなシャツ+チノパンといったカジュアルまで、どんなスタイルもエレガンスに格上げしてくれる名品。まさに、永遠のロイヤルスタイルにピッタリですね。
 

〈キャサリン妃の時計は?〉
「バロン ブルー」(参考価格60万円)

写真:Mark Stewart/Camera Press/アフロ

写真:Mark Stewart/Camera Press/アフロ

お待たせしました!
最後は、キャサリン妃が愛用されている時計です。こちらはカルティエ、バロン ブルーの33mm。
2014年から愛用されているもので、ウィリアム王子からの結婚記念日のプレゼントと見られています。

ダイアナ元妃やメーガン妃と違って、丸いフェイスに大きめサイズのステンレス・スチール製と、カジュアルでユニセックスなニュアンスのデザイン。アウトドアやスポーツ好きのキャサリン妃にピッタリな選択ですね。

3児の母にとって時計はマストと、公務の際にも着けられることが多いキャサリン妃。
お気に入りを飽きることなく長く愛用されるタイプの妃は、愛する夫から贈られて以来、この時計だけをお着けになっています。


このように見ていくと、王室に代々ゆかりのあるブランド選びを筆頭に、実はご自分で購入するというよりも、親や夫といった愛する人から贈られるもの。また、受け継いでいくものであることがわかりますね。

だからこそ、数ではなく質。それぞれ皆様が、ご自分スタイルに合う、永遠の逸品を選ばれています。

構成/高橋香奈子、片岡千晶(編集部)

 

前回記事「【キャサリン妃ファッション】初のマスクは英国らしい花柄をセレクト」はこちら>>

 
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