先週土曜日に、大好きなインディーズバンドを追っかけて大阪へ。その翌日に、せっかくだからと京都散歩を楽しんだ編集部・大森です。

このような旅ブログばかりを書いていると、本当に働いているのか疑惑が湧きあがるかと思いますが(友人に指摘されてハッとしました)、はい、きちんと(私なりに)働いております!

9時間しかない京都での滞在の目的は、以下の2つに絞りました。
1.ガラスの茶室――光庵を観に行く  
2.食べたかったアイスクリームを食べる

1.「ガラスの茶室」を観に、いざ青蓮院へ
京都の山科、将軍塚青蓮院。そこには、2011年ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展で発表された吉岡徳仁さんの模型がついに実現することとなった「ガラスの茶室――光庵」が奉納展示されています。清水の約5倍にもなる面積の舞台に茶室は鎮座されているとのこと。今年の4月からスタートし、2016年4月まで(予定)の1年間限定の展示です。

 


東山駅から徒歩5分の青蓮院門跡(こちらも見所がたくさん!)。そこより東山トレイルで徒歩30分の場所に将軍塚はあります。本当は歩いて向かいたかったのですが、雨が降ったりやんだり、小降りになったり、大降りになったりの曖昧な天気だったので、タクシーで一気に目的の舞台へ向かいました。「京都市内を見渡せる圧巻の舞台。最高のロケーションですよ」との運転手さんの言葉に、山をグングン上っていくタクシー同様、私のテンションも急上昇! 

エントランスで拝観料(500円)を払い、いざ、ガラスの茶室――光庵へ! 京都市内を見渡せるだろう圧巻の舞台めがけて思わず小走りをした私。

 

はい、濃霧!

 

雨は、さいわい小雨になっていたのですが、舞台は一面深~い霧に包まれておりました。舞台から見下ろすと京都市内を一望できるはずが、近くの木々ですらウッスラとしか見えないほど。

でも、裏を返せば、視界が霧で包まれたゆえの幻想的な空間に佇む光庵を愛でることができました。本来なら観光客の方が絶え間なく訪れるという土曜日だというのに、貸し切り状態。このまま下界に戻ったら、浦島太郎のごとく歳をとっていて、時間が思いっきり進んでいるのではないかと思えるほどのドリーミーな時間をたっぷり堪能することができました。

その後、霧が少しだけ晴れて、展望台からパシャリ。晴れた日の絶景、紅葉、雪化粧……さぞや素晴らしいことでしょう! 

結果オーライ。どんな天候であっても、その時々の景色との融合がミラクルを起こすであろう光庵への再訪を誓いつつ……。

まず、ひとつめの果たしたかったこと、完了!

次回は、アイスクリーム編