スーツケースひとつで無計画に移住し、隣国ラオスで学生ビザを取得。同じ学校に日本人の友達も出来、後は学校が始まるのを待つのみ!その間、友達と妹が会いに来てくれて観光三昧!

誰もが知っている有名観光地から、在住者ならではのローカルな場所まで、オススメのスポットを紹介しています!

 

この漫画の内容は5年前の出来事です。タイに移住した当時、日本ではまだセクシャルマイノリティーについての理解や知識は一般的には浸透していませんでした。私個人は、そういった方が友人知人にいたのですが、それを公言すること無く(隠して)生活していることにも何の疑問も抱いていませんでした。

しかし、タイでセクシャルマイノリティーの方々が、こうしてネタではなく技術の高さや美しさのみを披露するショーを行い、銀行や学校、高級デパートなどで普通に働き、堂々とカップルで街中を歩いている姿を目にし、「隠す必要がない」という当たり前のことに初めて気がついたのでした。

当時、私は自分のことを「多様性を認めている」「偏見は持っていない」と思っていましたが、今振り返ってみると無意識での偏見と好奇心もゼロではなかったのかな……という反省もあります。

この漫画が、日本と他国との違い、時代の変化、そして、セクシャルマイノリティーについて考えるきっかけになればと思います。
 

 

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文・漫画/久保木亜紀