ロングヘアだった女性大臣は3人だけ!
一方で、初入閣時にショートではなかった女性大臣は、片山さつき元内閣府特命担当大臣と、稲田朋美もと防衛大臣と森まさこ前法務大臣の3人だけ!
思い出していただきたいのですが、この3人は、よくも悪くも「女であること」を、とかく話題にされやすかった3人でした。
これもやはり、髪型が持つキャラクター設定に理由があります。
ロングヘアには、フェミニンな印象、女性らしい雰囲気などが宿りやすく、だからこそこの3人は、ことさら「女性扱いされやすい」大臣だったと言えるのではないでしょうか。
私は、ロングヘアが悪いと言っているわけではありません。
ただ、ロングヘアという見た目が、彼女たちの第一印象に大きく影響を与え、そういったキャラ設定としてマスコミや国民から見られたという側面は無視できないと思っています。
女性政治家は、役職があがるほど髪が短くなる
余談ですが、女性政治家は、区(市)議会議員→都道府県議会議員→国会議員→閣僚になるにしたがって、髪の長さが短くなっていく傾向があります。
これは年齢があがると出世する=年齢があがるとショートヘア率があがるといった一面もありますが、それだけではなく、女性政治家が意識的にも無意識的にも、自分のブランディングの一環で髪型を選んでいるからと言えそうです。
たとえば、私たち有権者が区(市)議会議員にのぞむのは、保育園の充実とか、住んでいる街の安全の確保、などだったりします。そういう場合、女性政治家は「隣の家に住んでいそうな、庶民の感覚がわかる親近感のわく政治家」のほうが、票を集めやすかったりします。
女性の区(市)議会議員には、あまりアバンギャルドな髪型の人はいません。ロングかボブなどの、万人に好感度の高い髪型がよく選ばれます。
ところがこれが、国を代表する政治家となると、話は変わります。
私たち有権者は、日本のリーダーは、トランプ大統領や、習近平主席などに負けない強い存在であってほしいと、心のどこかで考えています。
そういった有権者の希望にこたえるような見た目をブランディングしているのが、女性閣僚たちと言えるでしょう。
たかが髪型。されど髪型。
女性の自己実現には、いつも、髪型の持つ印象がついてまわるものだなあと感じます。
さて、このような傾向は、日本特有のものなのでしょうか。
次回は、海外の女性リーダーたちの髪型との比較をお届けします。
それではまた、土曜日に。
前回記事「『わたナギ』メイちゃんヘアアレンジがなぜ可愛いのか? 大人の完コピは危険!?」はこちら>>
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