タイに移住することをごく近くの友達にしか言っていなかった私。実は定期的に日本に帰っては、友達の家に転送してもらっていた郵便物をチェックしたり、私がタイに住んでることを知らない取引先に挨拶に行ったりしていました。夜タイを出れば朝には東京に着けるので、急な打ち合わせにも対応することが出来、意外とバレませんでした(笑)。

 

そんな中、私がタイに住んでるとは知らない大学の後輩と会うことになったのですが、彼氏がいるかどうかを聞かれ「え♡それってもしかして……?」となるのをグッと抑えた結果「なんで?」としかめっ面で返してしまった私……。

この人かも……!?と期待してはハズレ……期待してはハズレ……を繰り返し、もう疲れ果てていたんですよねぇ。傷つきたくないが故に、ユウくんに対しても後輩に対しても素直になれなかったこの頃。今こうして読み返すと、自分だけじゃなく、相手にも息苦しい思いをさせていたんだろうなと……(汗)。
 

 

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文・漫画/久保木亜紀