なんと宮崎まで会いに来てくれたダイチくん!最高のロケーションで見つめ合うふたり。ついに告白!?プロポース!?と期待していたら、まさかの「カメラマンになりたい」という夢を告白されてしまいました…。え…今から?と動揺する私…。

 

年齢、年収、学歴、身長、体重…。自分が結婚相手に何を求めているのか。婚活をしたことがある人なら一度はしっかりと考えたことがあるのではないでしょうか。

私は31〜34歳くらいまで、地元で本気で婚活をしていました。もう30を超えているし贅沢は言えないという思いで、相手に求める条件の欄には全て自分より「ちょっと上」を記載しました。

私は身長150センチなので、相手に求める身長はプラス50センチの160センチ以上、年収も自分よりプラス50万以上、学歴は自分と同じ大卒以上、本当は年下が好きだけど年上にもチャレンジしてみようと、プラス5歳もOK!

自分的には、「妥協」したつもりの内容だったのに、結婚相談所の女性から返ってきた答えは想像もしていない言葉でした。

「身長はご自身より高ければ良いのであれば、150以上にしましょうか。その年収と大卒はこの辺では難しいですよ〜。年齢もプラス10歳まで上げたら可能性がかなり上がりますよ。あ、あと、他の県に嫁ぐことも可にしませんか?」

え…それって私の希望を聞く意味があるの?
眉をひそめ、返事を渋っていたら、続けてこうおっしゃいました。

「男性が結婚相手の女性に求めていることって、何だと思います?学歴でも、年収でも、容姿でもないんです。



若さです。」



結婚相談所に来る男性は、30代でも40代でもなんなら50代でも、20代女性を希望するんだと彼女は言っていました。

それを聞いて、婚活市場において自分は全く価値がない存在なんだと思い知ったと共に、自分と同じ「女性」が「女はどんなに勉强しても努力しても財をなしても意味がない」と信じて疑っていない事がとてつもなく悲しかったことを覚えています。

 

 

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文・漫画/久保木亜紀