Netflixで話題の新作ドラマ「エミリー、パリへ行く」。この作品で特筆すべき見どころのひとつは、リリー・コリンズ演じるヒロイン、エミリーの女上司役シルヴィーを演じる、フィリピーヌ・ルロワ=ボリューの魅力。
シルヴィーは煮ても焼いても食えない意地悪な上司なのですが、オフィスでの着こなしがいつも素敵。パリジェンヌらしい、シンプルだけどセクシーなファッションは、シカゴからパリにやってきたエミリーの元気一杯で派手なミニスカート姿より断然シックで憧れます。彼女、アラフィフに見えるけれどいくつなのか調べてみたら、なんと57歳。アラカンだったのです。
スラリとしたスタイルで女性としての現役感に溢れているのに「イタさ」など微塵もなくて。よく、「フランスでは女は40からがモテる」と聞きますが、彼女を見ているとそれも納得してしまう、素敵な年齢の重ね方で、実際にいたらアラサーのエミリーよりシルヴィーの方がモテるだろうな〜と思わせるところが、すごい!
ヘアメイクも、ばっちりメイクで巻き髪のリリー・コリンズに対し、フィリピーヌは無造作なウェーブヘアに、ほぼすっぴんのようなナチュラルメイク。ふむふむ。アラフォー以降は作り込みすぎない方が若く見えるし、セクシーなスリットスカートをさらりと着こなすにはヘアメイクはやりすぎないのがおしゃれに見えるポイントなのね〜、と、参考になるコツがいっぱい。
もちろん、「無造作に見える」ことに命をかけるパリジェンヌだから、きっと「ナチュラルに見えるメイクテク」や「スリットをはきこなすためのエクササイズ」などにすっごく時間や手間をかけているのだとは思いますが……。
アラフィフになり、最近は露出度の高い服は控えていた私ですが、フィリピーヌを見てスリットタイトスカートがはきたくなり、ZARAに駆け込みました。
そんな、魅力的なアラカン女優、フィリピーヌは、新たなOver40たちのおしゃれアイコンとなりそう。ぜひチェックしてみてくださいね!
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