お元気ですか。
秋の花粉アレルギーや、気圧の変化は大丈夫ですか?
私は11月になるのを楽しみにしています。
何故ならこれ、『吉例顔見世大歌舞伎』が観られるので!!
こちらの第四部 「義経千本桜 川連法眼館」は、佐藤忠信/源九郎狐を中村獅童さん、源義経を市川染五郎さんが演じます。
皆さんは、染五郎さん、観たことありますか!?
私は、昨年の三谷幸喜さん作・演出の歌舞伎『月光露針路日本 風雲児たち』で拝見し、一目で虜になってしまいました!
お父様の松本幸四郎さんが主演で、お祖父様の松本白鸚さんもご出演で、それはそれは素晴らしい公演でした!!
こちらシネマ歌舞伎でやっておりまして、全国の映画館での上映は終わっていますが、銀座の東劇ではまだやっているのでよかったら。
何はともあれ、染五郎さまです!
その美しさはこちらの本、『儚 市川染五郎』(著:市川染五郎 講談社)に満載です!
ここから2年経ち、15歳になられた染五郎さまは、もうどうにも麗しく、色気も美しさも進化が止まらないのです!
ちょっと私、気持ち悪いですか(笑)!?
その瞳は何を見ているの? 何故そんなに美しいの? 成長期の世にも美しい少年が、青年への進化を遂げる様が見られるのは今だけです。
見てしまったら最後、染五郎沼に堕ちていくこと必至ですよ。
あ、もちろん獅童さんも!
私、2003年に浅草新春歌舞伎でも獅童さんの「義経千本桜」を拝見して、“獅童さんのはまり役!”と思ったので、17年ぶりのこの大役、とても楽しみです。
そしてもう一本!
KAAT DANCE SERIES 2020 『星の王子さま ーサン=テグジュペリからの手紙ー』。
皆さんご存知の名作をダンスで!
演出・振付・出演の森山開次さんは、「この舞台をこどもたちのためだけでなく、かつてはこどもだった大人たちに届けたいと思う」とおっしゃっています。
そして出演ダンサーが本当に豪華!!
まずは日本を代表するプリマバレリーナ、酒井はなさん! 実は私、子供の頃にはなさんと同じバレエ教室に通っていて、その当時からずっと憧れの方なのです。
さらに島地保武さんと小㞍健太さんも。 私は「好きなダンサーは?」と聞かれたら、まずこのお二人の名前を挙げます! 踊りの技術とセンスはもちろんなのですが、何より好きなのはお人柄。踊りに溢れ出ているので、是非観ていただきたいです。
ほかにも、「今、観るべき!」なダンサーの方々が勢揃いしています。
さらに美術は、日比野克彦さん!
衣装は、ひびのこづえさん! 私は学生時代、こづえさんに憧れ、こづえさんの衣装が着られるかも!?と、NODA・MAPのオーディションを受けて、今に至っています(かなりざっくり)。
こちら公演期間が短いので、どうかお見逃しなくです!!
ではまた再来週に!
<今回ご紹介した舞台>
『吉例顔見世大歌舞伎』
演目は、第一部「蜘蛛の絲宿直噺(くものいとおよづめばなし)」、第二部「新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)」、第三部「一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」、第四部「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」。
親を慕う子狐の深い情愛を描いた「義経千本桜」は、「狐詞」と呼ばれる独特なせりふ回し、狐衣裳への早替りなど、中村獅童演じる佐藤忠信と源九郎狐の演じ分けがみどころ。
■日時:11月1日(日)~26日(木)
第一部 11時~、第二部 13時50分~、三部 16時45分~、第四部 19時30分~ ※開場は開演の40分前を予定。6日(金)、18日(水)休演
■会場:歌舞伎座
■チケット料金:1等席、1階桟敷席8000円ほか
詳細&チケット購入はこちらから>>
KAAT DANCE SERIES 2020 『星の王子さま ーサン=テグジュペリからの手紙ー』
ダンサー・振付家の森山開次が、演出・振付・出演を務める新作ダンス公演。世界中で70年以上にわたり読み続けられている名作『星の王子さま』に、サン=テグジュペリの人生や夜間飛行などの作品も挿入し、美しく哀しく哲学的な『星の王子さま』の世界をダンスで描く。
■日時:11月11日(水)~15日(日)全5回公演。 開場は開演の45分前。詳しい時間は公式サイトで確認ください。
■会場:KAAT神奈川芸術劇場 ホール
■チケット料金:S席5900円ほか
■原作:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
■演出・振付・出演:森山開次
■美術:日比野克彦
■衣裳:ひびのこづえ
■音楽:阿部海太郎
■出演:アオイヤマダ、小㞍健太、酒井はな、島地保武/坂本美雨
池田美佳、碓井菜央、大宮大奨、梶田留以、引間文佳、水島晃太郎、宮河愛一郎
※松本公演11月21日(土) まつもと市民芸術館、京都公演12月5日(土) 京都芸術劇場 春秋座(京都芸術大学内)、兵庫公演12月12日(土) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールあり。
詳細&チケット購入はこちらから>>
構成/神山典子
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