遺産相続で親族たちが「言った」「言わない」で揉め始めたら……? 3ヵ月先まで予約のとれない心理カウンセラーとして大人気の根本裕幸さんに伺ったところ、「感情論には感情で対応を」という意外なアドバイスをいただきました。
 

 

みおトレジャーさんからの質問

Q. 遺産相続で親族同士の主張が決裂。見ていて悲しくなります。


祖父母の遺産相続について親族が話し合いをしています。「私はこんなに祖父母の面倒をみた」と主張する祖父母の長男の嫁と、「アナタは一切面倒なんてみていないし、祖母へ暴言を吐いていた。許せない」という祖父母の長女。完全不一致の二人を見ていると悲しくなります。“言った・言わない”問題が起きている場合、折り合いをつけるマインドなどがありましたら教えていただけませんでしょうか。どうぞよろしくお願いします。(41歳)


根本裕幸さんの回答

A. 二人の話を聞いてあげて。そして二人に「この人は私の味方だ」と思ってもらうことが大事です。


このような遺産相続のトラブルというのは、大抵の場合、お互いが感情論でものを言うのでまとまる話もまとまらなくなる、というパターンが多いものです。それに対して解決を試みようとする人たちは、正論や理屈を言って納得させようとするのですが、これは相手と異なる言語で説得しているようなもの。男女のケンカにおいても、感情論で不満を言う女性に対して男性が理屈で説得しようとし失敗する、ということがよくありますが、みおトレジャーさんがやろうとしていることはまさにそれと同じと言えるでしょう。感情的になっている二人のおばに対して冷静に理論的に対応しようとしていますが、感情の世界でその姿勢はまず通用しないでしょう。

ではどうすればいいのか? 実はみおトレジャーさんにできることは、二人の感情を聞いてあげることなのです。正論で納得させようとしてはいけません。感情対感情の戦いになっているのですから、それぞれの感情に付き合ってあげることが必要なのです。自分の気持ちに耳を貸してもらえたことで、おばたちはそれぞれみおトレジャーさんを味方だと認識するようになります。そして最後は「アナタの言う通りにする」となるはずです。

 
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