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いとうあさこが知るイモトアヤコは“TVで見るまま”「でも意外に高級志向で笑っちゃう」

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「意外と高級志向」「世界が広いのに狭い」
ツッコミどころを常にパトロール


イモトさんをさんざん褒め称えたあとに、「でもね」と、にやつくあさこさん。
「唯一、いつも驚かされるのは、意外と高級志向だってこと。ブランドとか大好きなんで、つい笑っちゃうんですよね。ただ、センスはいいんで、上質なものを選んでるんですけど。私、じつはイモトを何か突っ込めないかと、TVを観たりラジオを聞いたりして、パトロールしてるんです。あるときラジオ番組で、『私が使っていた、私物をプレゼントします』と、まるで大スターみたいな空気を出すから、いやいや、それは違う、『よろしかったら、もらってください』って言え、と(笑)。私物プレゼントとか言ってんじゃねえよ、使っていただける方がもしいらっしゃるんだったら、ぜひもらっていただきたい、くらいの気持ちを持たなくちゃだめだって注意したんですよね。それから、使っていた電子ピアノを売ります、みたいなことを言ったときも、叱りましたね(笑)。私もそうでしたけど、ピアノは一世一代の買い物でしょう? たとえ電子ピアノであってもそれなりに高価なんだから、飽きたから売るみたいな感覚を外に出すんじゃない! と言って。ところが、そういうことをあいつはまた、ラジオを聴いている人たちに告げ口をするんですよ、『あさこさんに怒られた』って。まったく、もう(笑)!」(あさこさん)

そして、もうひとつ。イモトさんの広くて狭い「世界」について。
「世界の果てまで行っているイモトは、ある意味、世界が広いと思っているようなんですが、話と言えば、『ADの○○さんと○○さんがつき合ってるらしいですよ』みたいな、狭い狭い世界のこと。まるで、私は世界中の人が驚くスキャンダルを知っているみたいな顔で話すから、もう、にやにやしちゃう。ねっ、イモトは、皆さんが見たイモト、そのまんまでしょう(笑)?」

イモトさんが思う、現在進行形の「イモトアヤコ」とは?

 

画面を通じて私たちの目に映るイモトさんは、つねにまっすぐで全力。「一生懸命」な姿で、私たちを笑わせてくれる。「国民の姪っ子」を心の底から応援したくなります。

 


「TVのお仕事をいただくようになって10年くらいは、皆さんがイメージするイモトアヤコというキャラクターを日常でも演じなきゃ、と思っていました。例えば、高い洋服やブランドもののリュックなど、着たい、持ちたいと思っても、そういう部分は見せないほうがいいのかな、とか。でも今は、自分が好きと思って手に入れたものであれば、それを隠さなくてもいい、とも思い始めました。まだ突き抜けることはできなくて、その間の微妙なところにいる気がしています。画面を通して子供たちがイメージしている『イモト』と、年齢相応のイモトアヤコ自身のギャップが生まれ始めているのかもしれませんね。どっちも本当の自分で、どっちの自分も好き。変わったと言われるのは嫌だし、実際変わっていないし。結婚しても何も変わっていないんです。ふたつの自分を行ったり来たりしながら、バランスを上手く取って生きていきたいと思いますね」(イモトさん)