メイクで自分を変えるんじゃない。自分本来の魅力を最高に際立たせるのが「ディファインメイク」
人には、一人一人違う美しさがある――そんな美の多様性が受け入れられ始めている今、メイクアップアーティストという“美のプロ”側が打ち出した、「自分らしさ至上主義」の美容エッセイ本が10月30日発売に!
オンラインメイクレッスンの先着100名のチケットは即完売。女優やモデルからの指名も多い人気のメイクアップアーティスト、水野未和子さんの初の書籍『ディファインメイクで自分の顔を好きになる』(講談社刊)について、詳しくご紹介していきます。
井川遥さんが感じた、ディファインメイクの本質とは?
この本のイメージモデルを務めるのは、女優の井川遥さん。帯と口絵で、水野さん独自の「ディファインメイク」の女性像を体現しています。雑誌や広告の仕事で、水野さんがメイクをする機会の多い井川さんがこの本の帯に寄せたメッセージは、次のようなものでした。
「“生きている”ということを讃えてくれるメイクに出会って、私は影も好きになった。」
生きていること。
その人自身であること。
息づいて、体温があって、潤いが巡っていること。
その存在自体が際立つこと。
その人の持つ「生命感」「生き生き感」こそが美しさであり、それを伝えることを目的としているのが、水野さんのメイク法「ディファインメイク」です。ディファインとは、「輪郭をはっきりとさせる」ことを意味します。そのためには、明るくすべてをとばす光だけではなく、影も必要不可欠。光と影の効果で、その人自身のフレームがはっきりと立ち上がってくるのです。
「光と影によって浮き立ってくるのは顔の輪郭や凹凸だけではありません。不思議なもので、メイクという見た目によって、その人自身の意志や感情など生きる姿勢みたいなものが、くっきりはっきり浮き立ってくる。だから、『誰かみたい』じゃなく『自分らしい』が際立ってくるのです」と水野さんは言います。
水野さんがしているのは、単に美人になるメイクでもなく、その人以外の誰かになるためのメイクでもない、その人が本来持っている魅力を最大限に生かすメイクです。
このディファインメイクは、どんな顔立ちでも、何歳であっても、どんな属性でも、誰にでも応用できるもの! なぜなら、まったく“魅力”がない人など、この世に存在しないのですから。
ディファインメイクの4つの基本
1 光と影で立体感を掘り起こす
そぎ落としたいところには「影」=シェイディングを入れて、ぐっと「奥に行く」ように。 際立たせたいところには「光」=ハイライトを入れて、ぱっと「手前に来る」ように。 メイクの光と影で生まれる目の「錯覚」で、輪郭や凹凸がくっきりはっきり浮き立つように掘り起こします。
2 血色で生き生き感を仕込む
チークで「血色」を補うことで、体温や息吹など生き生きと生きている、生命感を補います。 同時に、影=シェイディングと光=ハイライトのつなぎの役割を果たすので、自然な印象になります。
3 一人一人違うパーツの形を生かし、印象を深める
トレンドに左右されたり、誰かになろうとしたりするのでなく、自分自身を生かすのが成功の秘訣です。たとえば目のディファインメイクなら、目を大きく見せるのが目的ではなく、目を際立たせることによって、その人の存在感や印象を強めるためのもの。眉の正解も、自分の眉の延長線上にあります。
4 顔にある色だけ使う
顔にない色を使わないから、浮かない、沈まない。顔にない色を使わないから、光も影も血色も、すべてがその人の一部であるかのように溶け込む。だから、その人自身の延長線上にある顔ができあがります。
メイクの究極の目的は、「あなたらしくある」こと
この本はメイク本である一方、世間が決めた美しさの縛りから読む人を解き放つ、メッセージ本でもあります。どのページをめくっても伝わってくるのは、「メイクをしてもしなくても、“自分”であればいい」という水野さんの思い。「美人<魅力」という哲学です。
この本は、水野さんのこんなメッセージから始まります。
「(中略)魅力とは無限に湧き出るものだと、私は思います。魅力に満ち溢れた人の顔にメイクをすると、まるでマジックのようにその人自身が輝きます。メイクの存在など忘れてしまうほどに。私は、そんなメイクが好き。メイクは本来そうあるべきだと思うのです。そこで、ひとりでも多くの女性たちに、自分自身にしかない魅力に気づいてほしい、魅力を際立たせてほしいと思い、考え方からテクニックまで、ひとつひとつ丁寧に綴りました。
ディファインメイクのハウトゥはもちろん、この一冊の「核」。でも、本当に伝えたいことは、その向こう側にあります。メイクによって、メイクを忘れるほどに、自分自身が輝くことを目指して。さあ、ディファインメイク講座、Let’s start! 」
(「はじめに」より抜粋)
一冊を読み終えたとき、ディファインメイクをマスターしたとき、あなたが手にする自由の感覚を、楽しみにしていてください!
<書籍紹介>
『ディファインメイクで自分の顔を好きになる
“私だけの魅力”が絶対見つかる自己肯定メソッド』
著 水野未和子
定価 1400円(税別)
10月30日発売
Kindle版も配信中!
講談社
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数々のファッション誌や広告で女優やモデルのメイクを手がけているメイクアップアーティスト、水野未和子さん。水野さんのメイクの特徴は、人によって違う、その人だけの魅力をディファイン(明確に)すること。何かを隠すのではなく、誰かのようになるのではなく、「自分になる」メイクです。この本では、あらゆる年代、あらゆる属性の誰もが自分の魅力を底上げできる「ディファインメイク」の考え方と、そのメソッドを詳しく紹介します。
モデル/井川遥
撮影/岡本充男
ヘア/Kazuki Fujiwara(Perle Management)
イラスト/IKULA
著者ポートレート撮影/目黒智子
書籍『ディファインメイクで自分の顔を好きになる』文/松本千登世
構成/松崎育子(編集部)
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水野未和子(みずのみわこ)
メイクアップアーティスト。オレゴンに留学後、イギリスに渡り、London College of Fashionでメイクアップを学ぶ。卒業後、フリーランスのメイクアップアーティストとしてロンドンでキャリアをスタートし、帰国後は多くの雑誌や、KOSE、POLAなどの広告、CMなどを手がける。人によって違う、その人だけの魅力をディファイン(明確に)するメイクに定評があり、数々の女優やモデルが厚い信頼を寄せる。【Instagram】@mizuno.miwako