「体が整う食事」にはお金がかかる? 食費を削らず実践するには
ウェルネスな食事の話をしていると、「オーガニック野菜って高いですよね?」「食生活に凝っていたら、食費が上がって大変じゃないですか?」なんて声をよく耳にします。
たしかに、食材のコストは上がりますが、一つあたりせいぜい数十円から数百円程度のことがほとんどです。何かあると食費を削ろうという発想が一般的ですが、食事が私たちの体を作っていることを考えれば、むしろ食費にこそお金をかけるべきだと考えています。その代わり、以下のようなことを行えば、かなりの費用を質の良い食事に回せます。
・高くつくコンビニでの買い物を避ける
・お酒やたばこ、お菓子などの費用を削る
・飲み会や外食の回数を減らす
・飲食店ではドリンクの注文を減らす
・車や電車を使わずに歩く
・ジムや教室に通わず、自宅で運動する
・レジャー費や洋服代、雑貨の費用を抑える
・車をシェアカーに変更する
・半断食を行い、食事の回数を減らす
・少食を心がけ、単純に量を減らす
ほとんどの施策は単純にコストを抑えるだけではなく、同時に健康効果も期待できるものです。コンビニで買い物をしなくなれば添加物を避けられますし、お酒やお菓子など体に良くないものを摂取することはなくなります。歩く量を増やせば運動にもなり、半断食や少食で体は整い、少食で運も良くなる……というように、健康に良いこと尽くしです。
長期的に見ても、質の良い食事を心がければ、各種疾患のリスクも下がるので、病院や薬代、入院、通院費など、将来の医療費を大幅に節約することができます。
ウェルネスな食事は、少しコストは上がりますが、相対的に見ればむしろコストを下げ、人生のパフォーマンスを上げるという素晴らしい効果が期待できるのです。
『健康本200冊を読み倒し、自身で人体実験してわかった 食事法の最適解』
著者:国府田淳 講談社 990円
知っておきたい主食の食べ方から、仕事のパフォーマンスを上げる食事法まで、暮らしに取り入れやすい食の知識が満載! 役立つ情報だけを効率的にまとめた本書は、普段は食に無頓着という方こそ手に取ってほしい、スイスイ楽しく読める一冊です。
構成/金澤英恵
国府田淳さん
同志社大学経済学部を卒業後、WebクリエイティブカンパニーのRIDE MEDIA&DESIGN株式会社を設立。現在は同社のファウンダー&CEOの他、Forbs JAPANオフィシャルコラマー、ココラブル取締役、ABOUT LIFE COFFEE BREWERS共同代表、ベトナムのPizza 4P'sクリエイティブマーケティングディレクター、四角大輔エグゼクティブマネージャー、投資家など、ジャンルに捉われないクリエイターとして活動している。健康管理士一般指導員・文部科学省後援「健康管理能力検定」1級。