結婚55年:エメラルド婚(エリザベス女王76歳、エディンバラ公81歳)
今から18年前の2002年。この年は女王にとって結婚55周年であり、即位50周年の記念すべき年でもありました。
公務で常にお側で女王を支えていらっしゃったエディンバラ公。お座りになっている時にも、よくこんな風に、お互いがお互いの方へお身体が寄り添うシーンをよく拝見しました。
また、女王がこのようにリアクションをされながらお楽しみになるお姿も。
それもこれも、お隣にはいつも愛する旦那様がいてくださるからなのです。
ファッションに関しては、2000年に入ると、現在のスタイルに近づいています。ただサイズ感はややゆったり、お洋服や帽子のデザインも全体的にデコラティブですね。
それゆえ、現在のファッションよりも、この頃の方が年齢高く見えるところが興味深いですね。
結婚60年:ダイアモンド婚(エリザベス女王81歳、エディンバラ公86歳)
2007年、御成婚60周年を記念して撮影&公開されたのが、こちらのお写真でした。
夫婦としてのお二人が、全くお変わりないどころか、より近く、自然に寄り添っていらっしゃるそのお姿に、公開当時、国民も私も感動したことを覚えています。
実はこの写真は、60年前のハネムーン場所に再び訪れ撮影をされたものなんです。エリザベス女王とエディンバラ公のハネムーン場所であった、ハンプシャーのブロードランド(エディンバラ公の叔父様のかつての邸宅)で、60年後に同じポーズで撮影をされました。
ハネムーンのときのお写真がこちらです。
60年前は英国らしいツイードのスーツをお召しになっているお二人ですが、60年後には、お二人共スマートなスーツをお召しになっています。
女王の、美しく変化したグレーヘアとお洋服の色がとても上品に合っていますね。
誰もが、”こんな夫婦になりたい”と憧れてしまうほど、まさに理想の夫婦モデルではないでしょうか。
結婚70周年:プラチナ婚(エリザベス女王91歳、エディンバラ公96歳)
3年前、2017年のご夫妻です。
この年といえば、エディンバラ公が長年の公務からリタイアを決意された年。公務時いつもお側にいらした存在がなくなることは、女王にとってとても寂しいことだったでしょう。
通常、感情や表情を表に表されない女王ですが、実は、エディンバラ公だけが女王を笑わせることのできる方、とさえ言われているほど。それを証拠に、この時も、女王のお顔には笑みが。どんなジョークをおっしゃったのでしょうね。
この時のファッションは、現在と同じく、アイコニックなスタイル。女王の代表カラーであるフーシャピンクのコートとお帽子、中には花柄のワンピースでアクセントを。
お洋服のデザインは、以前のスタイルよりシンプルに、サイズも無駄なゆとりはなく、ボディラインに沿った完璧なパターンで、洗練されたモダンロイヤル・スタイルが完成しました。
ここまで見てきて、この女王が一番お若く見えると思いませんか?すごいですよね!
最新の結婚記念日画像は、ひ孫たちからの手作りカードと(エリザベス女王94歳、エディンバラ公99歳)
こちらが、先週公開された最新のお二人の画像です。
結婚73周年という歴史的記録を記念し、ウィンザー城で撮影された画像の中で、エリザベス女王ご夫妻がご覧になっているのが、届いたお祝いのカード。
その中でエディンバラ公が手に持っていらっしゃるのは、キャサリン妃の3人のお子様たちが手作りされたカードでした。
女王ファッションからイメージされたと思しき、カラフルなカードには、大きなドットが貼られ、中央には73という数字が浮き立つように、凝った作りになっています。
現在英国では再びのロックダウン。感染リスクを避けるためご家族に会うこともなかなか叶わない女王ご夫妻にとって、このカードは癒しとなったことでしょう。
エディンバラ公のリタイア後は、それぞれ別の場所で過ごされていたご夫妻でしたが、コロナ禍がきっかけでスタッフは最小限に。それゆえ女王とエディンバラ公は再び生活をご一緒されることとなりました。
来年2021年には女王が95歳、そしてエディンバラ公は、なんと100歳を迎えられます。
歴代最高齢君主、最長在位記録に加え、最長結婚記録をも更新し続ける、理想的な女王ご夫妻として、いつまでもお元気で頂きたいですね。
前回記事「婚約10周年のキャサリン妃「会見では愛用のティファニーとダイアナ妃のリングを」」はこちら>>
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