ライターさかいもゆるがアラフォー以上で結婚したカップルへのインタビューを通じて、結婚とは、夫婦とは何かを考える連載です。今回は、ひどい浮気性だった前夫と離婚し、42歳で電撃再婚を果たした紗栄子さんへ、再婚相手と出会った経緯を聞きました!

紗栄子さん42歳、明彦さん40歳。バツイチの紗栄子さんは最初の夫の浮気癖に悩まされ、ストレス障害で会社を辞めてある施術の資格を取得。離婚後、自分の恋愛がうまくいかない理由がその施術でわかった途端、現在の理想の夫に出会い、42歳で電撃再婚を果たす。

バツイチとなった紗栄子さんがキネシオロジーの施術を受けて、理想の再婚相手の条件を30個書き出し、いつ出会っていつ結婚するかの「未来カレンダー」を書いたところ、その内容通りの相手と出会う機会が訪れたのです。

 

紗栄子さん:カレンダーには、「2017年1月に付き合って8月にプロポーズされ、11月に結婚する」と書いて、周りのみんなにもそう宣言しました。

カレンダーを書いたのは2016年12月のこと。

そして、あと2週間で39歳の誕生日、という1月中に、その出会いはやって来ました。

紗栄子さん:それまで、ペアーズに登録してみたりしたけど、いい人に出会えなくて。それで友達に「誰かいい人居ない?」と聞いたら、「紹介したい人が居る」と呼ばれたのが、その日の新年会でした。不思議なんですけど、2個下の明彦さんにあった瞬間、ハワイで挙式しているイメージが浮かんだんです。前の夫のときの「この人だ!」とはまた違う直感で、ピンと来ました。

 

ふたりは1月28日にデートして、明彦さんはその日のうちに紗栄子さんに「付き合って欲しい」と告白。なんと最初のデートにも関わらず、話が弾んで6時間も一緒に居たそう。よっぽど気が合ったんですね〜〜〜。

紗栄子さん:お互いの人生について語り合ったので、初回でもう、価値観が合うなというのはお互いわかったんです。何に感謝していて、何を大事にしたいか、などなど。それと、彼と居ると、包まれるような安心感がありました。それが、彼と出会う2週間前くらいからずっと感じていた、恋人が居るかのような満たされた感覚と一緒だったんです。ふたりで居るから生み出せる何かがあるんじゃないか、という融合感があるというか……。

明彦さんは日本人なら誰でも知っているような大手企業にお勤めのスポーツマンでがっちり体型のハンサム。紹介してくれたのは、夫が明彦さんと学生時代同じラグビー部に所属していたOBだという友人。彼を知る人すべてが「こんなに誠実でいいやつは居ない」と太鼓判を押す人格者。

どうしてそんないい男性がアラフォーまで独身で居たの? と疑問に思ったでしょ? 私は思ったので「よくそんな男性が残ってましたね!」と言っちゃいました。

そしたら実は彼、ちょうど3ヶ月前に婚約して挙式までした相手に浮気されて、籍を入れないままに破談になった、という経緯があったのです。

さかい:えっ、3ヶ月前って、ちょうど紗栄子さんがキネシオロジーを受けた頃じゃないですか?

紗栄子さん:そうなんです。すごいタイミングですよね。

もしかしたら紗栄子さんの潜在意識のブロックが解除されたから、明彦さんが紗栄子さんと会うためにその女性と別れるような出来事が起きたんじゃ……と妄想してしまう私。そしてそれを裏付ける(?)かのように、実際、彼女と別れたあとに明彦さんは最初は「結婚相手にバツイチ女性は嫌だな」と思っていたのが、紗栄子さんとあう1ヶ月前の合コンで出会ったバツイチ女性の話を聞いて、「バツイチもありだな」と考えを変えたんだそう。

まさに、ふたりが出会うためにすべてのお膳立てが整って行き、ふたりはその流れに乗っかっただけ、という感じ。

紗栄子さん:たぶん、潜在意識レベルの傷を癒してから出会ったので、引き合うべくして出会ったんだろうな、とは思っています。

潜在意識、恐るべし!

そして3月には紗栄子さんの予定通りに「結婚したいと思ってる」と言われ、正式なプロポーズを受けたのは、6月。

明彦さんのお兄様が挙式した、軽井沢の石の教会で、「一生守って行きます」と言われたそう。

って、そんなこと47年間生きてきてこの方、一度も男性に言われたことない(笑)。私も言われてみたい〜〜〜〜〜〜!!!

さかい:素敵〜〜〜! リングパカっっていうのも、あったんですか(興奮)?

紗栄子さん:いえ、リングは紗栄子が好きなものを選んだ方がいいだろうから、と、カルティエのアミュレットのネックレスをもらいました。

アラフォー未婚男性といえば遊び人か女慣れしていないかのどちらかと相場が大抵決まっているのに、明彦さんたら、誠実で評判な上に貢物のセンスもいいんなんて! リングは女性に選ばせてくれるという配慮が嬉しいではありませんか。

ちょっとこの話、いい話だし長くなるので、次回に続きます。

イラスト/いとうひでみ
構成/川端里恵(編集部)

 

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