我が子にせがまれ映画『鬼滅の刃』を観に来たら、うっかり煉獄さんに恋に落ちてしまった。

こんなママが全国各所で後を絶たないといいます。

「煉獄さんと脳内不倫している」「紅葉の色が煉獄さんの髪の色に見える……」

映画の興行収入は300億超えを記録し、人気キャラクターである煉獄杏寿郎が「300億の男」とSNSを中心に騒がれていますが、煉獄さんをここまでの男に押し上げたのは、実はこの「ママ」たちの存在だとも。

病的なほど煉獄さんを想うママたち恋心を、やはり一児の母という身分で彼に恋に落ちてしまった作家・山本理沙が解説します。

 


「私、煉獄さんと脳内不倫してるんです」


「私、煉獄さんと脳内不倫してるんです。ずっと煉獄さんのことを考えてます」

どこか上の空のような口調でそう言ったのは、小学2年生の女の子の母であるKさん(42歳)。

映画館で煉獄さんに一目惚れした瞬間に死別するという悲劇に見舞われ、以来涙腺は緩んだまま、彼に会うため映画館に4度足を運んでいるとか。

「いや、ちがう。不倫なんて言ったら失礼だった。私の頭の中では、もう煉獄さんと家庭を築いてるんです。煉獄さんって、強くて優しい本物の人格者じゃないですか。ああいう人のそばで一緒に生きていけたら幸せだと思う」

Kさんの表情は、まさに恋する乙女そのもの。

「子供は男の子3人と女の子2人。“うまい!うまい!”と連呼する煉獄さんと子供たちと毎日食卓を囲むのが私の楽しみで……」

目をキラキラ輝かせて語るKさん。しかし現実世界では娘のために煉獄さんのキャラ弁を作る以外にあまり料理はせず、2人目の子供すら作る気はないそう。

ワーママであるKさんは多忙なので、あくまで妄想の話です。

「“俺がまとめて面倒を見てやる。もう安心だ”なんて、煉獄さんみたいな人に言ってもらえたら……本当に5人くらい産んじゃいますよ。彼の遺伝子残したいし。私も煉獄さんに寄り添う妻として、強くて芯のある素敵な母親になれる……」

よもやよもや。

冗談のように聞こえますが、実際に彼女のように煉獄さんへの愛を語る女性が世の中に急増しているのです。

この記事では、その恋心を思う存分に語ってもらいましょう。

煉獄さんが食べた牛鍋弁当を再現したママ