早いもので前回のワクチン接種から3週間が経過し、2回目の接種を受けてきました。私が接種を受けたのは、ファイザー製のmRNAワクチンと呼ばれるワクチンです。詳細については、前回の記事をご覧ください。
この新型コロナウイルスのワクチンに関して、たくさんのご質問をいただきました。本日より3日連続でお答えしていきます。
山田悠史先生に書いてほしい、テーマや質問を募集します。
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【質問1】2回目の接種はどうでしたか?
1回目と同様あっという間に終わりました。あまりにあっという間だったので、危うく写真すら撮り損ねるところでしたが、なんとか撮影したものが上の写真です。
接種自体は、強い痛みを感じることもなく終了しました。その後、別室で15分間の様子観察が行われました。0.001%と頻度は低いものの、これまで重度のアレルギーが報告されてきたためです(参考1)。アレルギー反応は、出るとすれば接種後、数分で起こるので、このような措置がとられています。
私は幸い何事もなく、15分後に帰宅の途につきました。
【質問2】1回目の接種と2回目の接種で何か違いはありますか?
特に違いはありません。接種するものも、使用する針も全く同じものです。現在、複数種類のワクチンが使用されているので、前回のワクチンと同じワクチンが接種されるように予約の段階で調整されています。
臨床試験の結果に基づき、接種部位の痛みや腫れといった局所的な副反応の頻度という点をみてみると、実は1回目の接種後の方が多く報告されています。特に55歳以下の若い世代では、高齢者よりも頻度高く報告されており、1回目では83%、2回目では78%となっています(参考2)。
この数字を見ると、かなりの人に痛みが出るのだなという印象を受けると思いますが、私の周りにはそのような痛みを自覚している人はほとんどおらず、私自身もほとんど痛みを感じませんでしたので、周囲の状況とは少し合致していない感覚もあります。臨床試験でも、強い痛みを自覚した人は1%未満と報告されているので、軽い違和感も痛みとして報告されているのかもしれません。
一方、頭痛や倦怠感、発熱といった全身的な副反応は2回目の接種後の方が頻度は高く報告されています。特に差が顕著だったのが発熱です。こちらも接種部位の症状と同様、若い世代でより多く報告されていますが、1回目では4%であったのに対し、2回目では16%の方に報告されています(参考2)。
こういった副反応については、1回目よりも2回目でより慎重に経過を見る必要がありそうです。
今のところ私は、1回目でも2回目でも副反応は見られていませんが、引き続き様子を見ていきたいと思います。
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