「生きづらさ」「扱いづらさ」を無理に補修しなくても良いのかも【真夜中の読書会】_img0
 

こんばんは。編集・川端です。「真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室」第41夜をお届けします。

兵庫県にお住まいのかこさんからいただきました「バタやんさん初めまして。以前紹介された千早茜さんの『透明な夜の香り』を読みました。ものすご~く好きでした……!知らなかった素敵な作家さんを知ることができて感謝しております。そこでリクエストなのですが、このような“日常の謎”“人が亡くならないミステリー”のおすすめはありますか?」とのリクエストにお答えします。

今夜ご紹介するのは、同じく千早茜さんの『クローゼット』
服飾美術館とデパートを舞台に、そこで交差する洋服補修士の纏子(まきこ)とデパートカフェ店員の芳(かおる)の二人を軸に“洋服と、心の傷みに寄り添う物語”です。

男性恐怖症の纏子と、男性だけど女性の服が好きな芳には、それぞれに辛い過去があり、二人を繋ぐ遠い過去の秘密が明らかに……。

二人の過去も気になるところですが、お楽しみは、服飾美術館に展示される貴族たちのドレスやコルセット、レース、ディオールやバレンシアガのドレスなどにまつわる仔細な描写です。

お洋服好きなミモレ読者の皆さんにもきっと楽しく読んでいただけるはず!しかも文庫になったばかり!……というわけで『クローゼット』どんなお話か、Podcastでどうぞ。

<今夜のトークテーマ>
・「人が死なないミステリー」って他にどんなものがある?
・「お洋服好き」にもいろいろある
・洋服補修士という奥深いお仕事


【第41夜】「生きづらさ」「扱いづらさ」を無理に補修しなくても良いのかも
 


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<次回>
1月20日(水)22時配信予定

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撮影/塚田亮平

 

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