タレントのアン ミカさんとともに、人生の第二ステージ「セカンドステージ」を前向きに考えていく連載です。
夫婦・親・子どもとの関係や職場の人間関係や自分自身の将来や健康など、人生の第二ステージを前にしたミモレ世代の悩みのタネは尽きません。今回はミモレ読者から寄せられたお悩みをアン ミカさんとともに考えていきます。
日常の変化を嘆くのではなく、この悩める時間を、これからの人生を前向きに舵取りしていくための準備期間に充ててみませんか?
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【家族にまつわるお悩み】
人とのコミュニケーションがとても上手なアンミカさんにぜひアドバイスいただきたいです!
私は31歳で、今、妊娠中です。今年の春、念願の第一子が生まれる予定なのですが、今から憂鬱なことがあります。
本当は自分の実家に里帰り出産を希望していたのですが、コロナの関係でやめておいたほうがいいということになり、自宅近くの産院に通っています。夫の実家は県内にあるため、出産後は義母が泊まりにきて手伝ってくれることになっているのですが、義母がすでにお腹の子どもに独占欲(?)のような感じを出してきていてとても嫌です!!!!
これまで私にはうるさく言ってきたことはないのですが、孫が生まれるとなったらすごく口を出してくるようになりました。まだ名前もつけていないのに勝手な名前をつけて呼んだり、妊娠生活の過ごし方についてもいろいろ口を出してきます。夫婦で話し合った結果、出生前診断をすることになったと話したところ「そんなものはやる必要がない」と言ってきたり、自分のホルモンバランスも崩れているせいかとにかくイライラします。
夫もそれとなく注意してくれますが、義母は押しが強い人なので全然響いていないように見えます。とはいえ、産後に手助けしてもらわないと困るし、でも気持ちはとても憂鬱です。角が立たない形でいい距離をとってもらうにはどう伝えたらよいと思いますか? 生まれてくる子どものことをたくさん考えたいのに、義母のことばかり考えています。
●このお悩みが出てきたのはいつからですか?
義母に妊娠を伝えた2ヶ月前くらいからです。
●ご自身では、この悩みの原因はどこにあると感じていますか?
自分の時代の子育てを正解だと思っている義母と、それを受け流せない私。
●この悩みを解決してどのようになりたいですか?
義母とほどよい距離を保ちながら平穏に自分の家庭を築きたいです。今のままでは子どもが生まれてからも不安です。
(まろん・31歳)
配偶者の年齢:33歳
職業:契約社員
夫を育ててくれた感謝を持ちつつ、自分の意見はしっかり伝える
まろんさん、ご懐妊おめでとうございます!
これはよく話題に上がりますが、難しい問題ですね。
出産は私には経験がないことなのですが、精一杯お答えさせていただきます。
まろんさんのお母様は現在も働いていらっしゃるのでしょうか? どうしてもストレスの限界なのであれば、実家のお母様がコロナ禍の今、通うことはできないと思いますが、PCR検査を受けてご自宅にしばらくの間来ていただく、という相談はできるのではないのかと思います。ただし、これは最後の選択です。
まずは、お義母様に角が立たないようにする方法を考えていきましょう。
その上で、ひとつ分かっていただきたいのは、お義母様はとにかくお孫さんの誕生を楽しみにしているのだということ。また、お義母様が口を出すのは当たり前だということです。なぜならお義母さんは出産の経験があり、あなたは初産。そもそも命をかけた妊娠・出産というのは気をつけなければいけないことが多いので、お義母様からしたら、少しでもたくさんのことを教えてあげたいし、とにかく心配なのだと思います。そもそも出産の手伝いのために呼ばれているから、彼女はそれが仕事だと思って張り切っている。お義母様がどういった表現で言葉にするかは別として、口を出してしまうのは仕方がないことなのかもしれません……。
お義母様とのお付き合いは、出産が終われば終わりではありません。今後、長い目で見たときに、お義母様と上手にお付き合いできるように、頭の中で切り替える方法を今から会得しておいたほうがポジティブだと思います。
まず実践していただきたいのが軽い「ネガ→ポジ変換」です。
「押しが強い人」というのをポジティブに変換すると、「はっきり物事を伝えてくれる、後腐れのない人」だともいえます。また、「あれこれ口を出してくる」というのも、「出産が楽しみで張り切ってくれている」と捉えることもできるでしょう。頭の中でポジティブに切り替えたあとは、自分の意見を伝える練習をすることも大切です。まろんさんは、今回のお悩みの原因を「自分の世代の子育てを正解だと思っているお義母様と、それを受け流せない私」と書いてくださっていますが、お義母様が自分の経験でしか話せないというのは仕方のないことです。逆に、「お義母さんの時代はそうだったんですね。そうやって私の愛しい旦那さんを育ててくれたんですね」という感謝の気持ちを持ちつつ「でもね、お義母さん! 今の時代はこんな風に言われているんですよ」と言って育児雑誌を見せるなど、気軽にコミュニケーションがとれるくらいの余裕が持てたらいいですね。
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