夫を伝言役にするのはNG。もし夫の力を借りるとしたら……


お義母様に自分の主張を伝えるときに気を付けたほうがいいのは、旦那さんに期待はしないほうがいいということです。というのも、男の人で、こういった話を上手に伝えられる人は非常に少ないと思うので……。特に自分の母親相手となるとはっきりと伝えてしまうので、それで角が立つことも。もうひとつは、旦那さんも初めての経験で、妊娠しているあなたをどうサポートしたらいいのかわからないので、お義母様にいてもらったほうがありがたい、という気持ちがどこかにあるとすると、言いにくいということもあるでしょう。

もし旦那さんに何かを伝えてもらうとしたら、「お義母様にいてもらう期限を区切る」「家に来てもらう時間を相談する」などの、具体的な提案です。「もしわからないことがあったらこちらから連絡するね」などのように、しょっちゅう来なくていいことを暗に伝えてもらうなど、今のうちから旦那さんにサブリミナル効果的に言い続けてもらうのはいいかもしれません。というのも、この妊娠・出産期のお義母様との距離の取り方というのはとても大切で、今の距離感を受け入れてしまうと、今後ずっとその距離感は続いていく可能性が高いからです。

そのためにも、まずは夫婦で出産・子育てについてしっかり話してプランニングすることが大切です。いつ、だれに、どのくらいお手伝いしてもらうのか、きちんと方針を共有しておくこと。妊娠・出産がわからないなりに、仕事のプロジェクトのような気持ちで参加してもらうのが良いと思います。父としての責任感を育むためのプランニングも大切です。

まずは夫婦で方針を固め、お義母様が来る頻度や時間をうまく旦那さんに伝えてもらいつつ、まろんさんは「ネガ→ポジ変換」で頭を切り替え、お義母様に主張したいことは上手に伝えられるよう練習していく。そして、それでもストレスが溜まって限界だ、ということであれば、実家のお母様に相談をして長期で来ていただくのが一番よい方法かと思います。その際には、実家のお母様からもお義母様に一報入れていただき、「私もどうしても孫の顔が見たくて……」と少し演技していただくと、角が立ちにくいかもしれません。

まろんさんの行き詰まっている思考が少しでも解かれて、健やかな気持ちで妊娠期間が過ごせますように。そして、出産後も続くお義母様との関係を、なるべくよい距離感で継続するために、今からしっかりと土台作りをしていってくださいね。
 

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取材・文/宮島麻衣

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