東京2020大会ボランティアの共通研修で、大会組織委員会からこのような教材が配られ、ダイバーシティ&インクルージョンに関する講義が行われたことは、以前にブログでも書かせて頂いた通り。今思えば、研修を本当に必要としているのは、比較的意識の高いボランティア志願者ではなく、組織委上層部なのでは?

昨晩、「森氏の辞任と男性社会の見直しを求める」キャンペーンへの署名を、Change.orgのサイト上でしました。今朝、同じ趣旨で他にもいくつかキャンペーンがあることを知り、同サイトで署名済みです。ちなみに私がアフリカで勤務していた当時、経緯はどうであれ、森氏は日本の総理大臣として初めてサハラ以南アフリカを訪問されました。以来、同地域への支援に理解があったように見えたことで、国際協力関係者の間では、それなりに評価が高かったと思う、というのが豆知識です。

私自身、東京2020大会では、釣ヶ崎サーフィンビーチの言語サービス(通訳)のボランティアに内定しており、こちらは抗議の意思表示として辞退しようか、迷っています。辞退者続出を恐れてか先程、組織委からボランティア宛に、森氏の発言に関するお詫びの一斉メールが送られてきましたが、特に具体的な是正措置に言及されているわけではなかったので。

署名をした直後、タイムリーなことに、Eテレで「RBG 最強の85歳」前編を放映していたので、観ました。故ルース・ベイダー・ギンズバーグ米連邦最高裁判事の話し方は、攻撃的ではないのに、理路整然と説得する強さがあります。法律家としての能力はもちろんのこと、その出で立ちも、お洒落な方でしたよね。ちょっと私も影響されて、買い換えようとしていたメガネのフレームは、黒も良いかなって。このタイミングで清涼剤的なものを求めている方に、RBG研究、お勧めです。(来週は後編を放送。ミモレでも、「RBG」で検索すると、いくつか記事が出てきます。)

自分たちが出来ることの一つは、パートナーや子どもたちが普遍的な人権観を持てるよう、話し合っていくことなのでしょうかね。

それでは、良い週末をお過ごし下さい!